「お願い」と「おねだり」はどちらも「人に働きかけること」に関係する言葉ですが、詳細な意味合いが異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「お願い」と「おねだり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お願い」とは?
「お願い」は「何かを願うことやその事柄」を表す「願い」と、接頭辞の「お」が組み合わさった言葉で、「おねがい」と読みます。
主に「依頼や要望、希望のことを言い表す言葉」として普及しています。
「おねだり」とは?
「おねだり」は、「せがむこと」「ねだること」を示す「ねだり」と、接頭辞の「お」で構成される言葉です。
「おねだり」には、「甘えるなどの行為によって人に物をねだったり、要望を通そうとしたりすること」という意味があります。
「お願い」と「おねだり」の違い
「お願い」と「おねだり」の違いを分かりやすく解説します。
「お願い」は「依頼や要望などのことを幅広く表現する言葉」を意味し、人に何かを頼んだり、物事の実現を強く望んだり願ったりする際に広く使用されています。
一方「おねだり」は「甘えて物などをせがむ」という意味があり、「甘える、または無理に頼むといった行為を通して欲しいものをせがんだり、要望をかなえようとしたりする」ことに対して使われます。
「お願い」の例文
「お願い」は「〜をお願いする」や「〜をお願いします」などのように用います。
ビジネスや日常生活など幅広いシーンで使われている言葉です。
・『A氏にセミナーの講師をお願いする』
・『料理の注文をお願いします』
「おねだり」の例文
「おねだり」は「〜をおねだりする」のように使うのが一般的です。
子どもなどが甘えて何かをねだる際に使われることが多い言葉です。
・『クリスマスプレゼントにアクセサリーをおねだりする』
・『ペットのネコがおやつをおねだりする』
まとめ
「お願い」は「依頼や要望などのことを広く表現する言葉」を示し、「おねだり」は「甘えて物などをせがんだり、ねだったりすること」を示します。
双方の使用方法もチェックして、状況に合わせて使い分けましょう。
ぜひ言葉の違いを理解する参考にしてください。