さまざまなタイプのデジタルカメラがありますが、その画質に大きく関わっているのがセンサーのサイズです。
その中で歴史も長くコスパにすぐれるのが「APS-C」というものです。
それでは、この「APS-C」とはどういう意味でしょうか。
また、「フルサイズ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、センサーサイズの「フルサイズ」と「APS-C」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フルサイズ」とは?
「フルサイズ」とは、主にハイエンドデジタル一眼に搭載されているイメージセンサーのことを表すもので、銀塩カメラで使用されていた35mmフィルムに近いサイズの大きさです。
「APS-C」とは?
「APS-C」とは、とは、主にミドルクラスの一眼デジタルカメラに搭載されているイメージセンサーで、「フルサイズ」よりも一回り小さいサイズのものを言います。
「APS-C」とは、「Advanced Photo System Type C」の略で、デジタルカメラを製造している5社が共同で開発したものです。
「Type C」とは、「クラシックタイプ」のことで、縦横比が2:3のもののことです。
センサーサイズの「フルサイズ」と「APS-C」の違い
センサーサイズの「フルサイズ」と「APS-C」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、デジタルカメラのセンサーのサイズであることは同じですが、そもそもその大きさが違います。
「フルサイズ」とは、アナログの35mmフィルムと同等の36mm x 24mmの大きさであり、代表的な「APS-C」は、22. 3mm x14. 9mmの大きさです。
センサーの大きさによって記録できる情報量の絶対量が決まるので、単純に考えて「フルサイズ」は「APS-C」の2. 6倍の情報を取り込むことができるということになります。
逆にセンサーのサイズが大きいと、カメラ自体の大きさも大きくなってしまいます。
まとめ
この記事では、センサーサイズの「フルサイズ」と「APS-C」の違いを、解説してきました。
この2つは現在の1眼デジタルと呼ばれるカメラ専用機においては主要なタイプですが、最近のスマホはセンサーサイズこそ小さいですが多くの画期的な技術が盛り込まれていて独自の進化を遂げています。