「アラビア数字」と「ローマ数字」はそれぞれどのような数字のことで何が違うのでしょうか。
今回は、「アラビア数字」と「ローマ数字」の違いを解説します。
「アラビア数字」とは?
「アラビア数字」とは、「インドで生まれた数字記号」です。
「アラビア数字」の使い方
我々が普段使っている数字のことで「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」の10種類を指します。
インドは0の概念を発明した国として知られていますが0を含む10種類の数字がアラビアからヨーロッパに伝わったことから「アラビア数字」と呼ばれます。
学校教育や行政文書など広く一般に使われている日本では最もポピュラーな数字です。
「ローマ数字」とは?
「ローマ数字」とは、「ラテン文字を使って表す数字記号」のことです。
「ローマ数字」の使い方
「Ⅰ」「Ⅴ」「Ⅹ」などの記号を組み合わせた数を表現する数字記号を指します。
1から10までをローマ数字で表すと「I、II、III、IV、V、VI、VII、VIII、IX、X」となります。
「アラビア数字」と「ローマ数字」の違い
「アラビア数字」と「ローマ数字」はどちらも数を表す時に使う数字記号です。
「1、2、3」など計算式を書くときに使う最も一般的な数字記号が「アラビア数字」、時計の文字盤や作品のシリーズなどを表す時に用いられる「I、II、III」といったラテン語に由来する数字表記が「ローマ数字」です。
どちらも表している数そのものは同じで記号だけが違います。
数を表す記号は「アラビア数字」と「ローマ数字」以外にもタイ数字やヘブライ数字、漢数字など世界中に多くの種類が存在します。
「アラビア数字」の例文
・『計算式にはアラビア数字を使う』
・『アラビア数字は10種類のみだ』
「ローマ数字」の例文
・『文字盤にはローマ数字が書かれている』
・『ローマ数字を覚える』
まとめ
「アラビア数字」と「ローマ数字」は見た目が全く違います。
表す数は同じでも用途や目的によって使い分けられているのでふさわしい数字記号を使いましょう。