この記事では、「由布院」と「別府」の違いを分かりやすく説明します。
「由布院」とは?
由布院とは大分県の地名の一つで、由布市にある由布院温泉が有名です。
由布院温泉は由布岳の麓に広がっており、湯量が豊富で別府温泉に次ぐ湧き出し量があります。
1959年に国民温泉保養地に指定されました。
昔は鄙びた温泉地としてあまり人気がありませんでしたが、近年は観光地化されていないことが逆に人気となっています。
温泉街もあり、お洒落な雑貨店や飲食店などが多いです。
旅館などの宿泊施設は点在しており、自然が豊かな場所にあります。
また、由布院温泉は湯量が豊富なので、リーズナブルな値段で入れる共同温泉も多いです。
「別府」とは?
別府も大分県の地名の一つで、別府温泉がよく知られています。
別府温泉は別府市にある温泉で、源泉数も湧き出し量も日本一の規模を誇ります。
毎年、800万人もの人が旅行や観光に訪れます。
JR別府駅を中心に温泉街が形成されており、古くから観光地として栄えていました。
別府市内には別府八湯と呼ばれる8つの温泉郷があり、泉質や効能も様々です。
単純泉や塩化物泉、重曹泉、重炭酸土類和泉など色々あります。
「由布院」と「別府」の違い
由布院も別府も大分県の温泉地として知られています。
日本で一番源泉数や湯の湧き出し量が多いのが別府で、二番目なのが由布院です。
観光地として知名度が高いのは別府で、温泉街は歓楽街として発展してきました。
そのため夜にはネオンが煌めくなど観光地化されています。
それに対して由布院は歓楽色を排除した環境整備がなされていて、旅館などの宿泊施設も街中ではなく自然の中にあることが多いです。
観光を楽しみたい時は別府で、のんびり温泉で寛ぎたい時は由布院が向いています。
まとめ
由布院も別府も大分を代表する温泉地ですが、街の雰囲気は大きく違います。
歓楽色が薄くゆったりした雰囲気なのが由布院で、歓楽色が強いのが別府になります。