砂糖の種類として「三温糖」と「グラニュー糖」があります。
2つの砂糖にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「三温糖」と「グラニュー糖」の違いを解説します。
「三温糖」とは?
「三温糖」とは、「糖液を煮詰めて作る砂糖」を指す言葉です。
「三温糖」の使い方
砂糖はサトウキビやてんさいなど原料から糖分を含む液体を絞り出し煮詰めて水分を飛ばして作ります。
砂糖の原料になるサトウキビやてんさいなどの植物から絞り出した糖分を含む液体のことを糖液といいます。
糖液から随分を飛ばすとサラサラとした砂糖になり水分を飛ばしきれいな白色に仕上げたものが「上白糖」で、上白糖よりもさらに煮詰めて作る砂糖が「三温糖」です。
糖液を3回煮詰めて作る、という意味で名付けられた「三温糖」は上白糖よりも長時間に煮詰められているため加熱により一部がカラメル化し茶色く変色しているのが特徴です。
「グラニュー糖」とは?
「グラニュー糖」とは、「サラサラとした粒子状に精製した砂糖」を指す言葉です。
「グラニュー糖」の使い方
原料の糖液を煮詰める時に水分を完全にとばし結晶化させて作る砂糖を指します。
成分のほとんどが砂糖の甘味のもとであるショ糖で構成される不純物の少ない砂糖です。
「三温糖」と「グラニュー糖」の違い
「三温糖」と「グラニュー糖」の違いは「製法」です。
どちらも糖液を煮詰めて作る砂糖で原料は同じですがカラメル化するほど加熱して作るものを「三温糖」、他の成分を残さずショ糖のみで作る粒子の細かいものを「グラニュー糖」と呼んでいます。
「三温糖」の例文
・『煮物には三温糖が向いている』
・『三温糖を使うとコクが出る』
「グラニュー糖」の例文
・『コーヒーにはグラニュー糖を使う』
・『グラニュー糖は世界で最も使われている砂糖である』
まとめ
「三温糖」と「グラニュー糖」は同じ原料から作られる砂糖ですが製法の違いで区別されます。
それぞれに向き不向きがあるので目的に合わせて使い分けてください。