「石膏ボード」と「プラスターボード」の違いとは?分かりやすく解釈

「石膏ボード」と「プラスターボード」の違いとは?分かりやすく解釈専門用語・業界用語

この記事では、「石膏ボード」【せっこうぼーど】と「プラスターボード」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「石膏ボード」とは?

主原料に石膏を使い、粘着剤や石炭を合わせたものを「石膏ボード」【せっこうぼーど】といいます。

コテで壁に左官の材料を塗るこのボードは日本人の建築現場でよく使われている建築材料です。

板にした後、ボード用紙で両面を覆ったものであり、遮音したり、外の外気が室内に入り込んで室温を下げるといった問題を防ぎます。

また、耐火や防火といった木材を使った日本家屋には欠かせない材料となるわけです。

このボードを使えば壁紙を貼り付けるとき表面が凸凹にならず、美しく貼れます。


「プラスターボード」とは?

石膏プラスターを平たくして、ボード用紙の表面を特殊な紙にした材料を「プラスターボード」といいます。

機密性を高めたり、家に強度をプラスする建築材料として使われているものであり、柱に固定してから好みの壁紙を貼り付けるといった使い方をするわけです。

薄く、軽いものが多く採用されているこの板は種類や厚みが揃うため大量に購入しやすい建築材料になります。

900と1800mmというサイズであれば1枚あたり500円で購入できるほど安価で買えます。

また、のこぎりやカッターでも簡単に切れて、遮音性や耐火性に優れているのも魅力です。


「石膏ボード」と「プラスターボード」の違い

「石膏ボード」「プラスターボード」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも同じ板を指し、断熱や耐火、遮音性が高いのが魅力ですが、呼び方に違いがあります。

「石膏ボード」は石膏プラスターを平たく成形したもので、ボード用紙で表面を覆って仕上げたものです。

天井と壁といった家の内装によく使われています。

もう一方の「プラスターボード」は壁の内側に使う板であり、叩けば軽い音がするほどその重量は軽いボードが選ばれている材料です。

石膏におがくずを入れて、表面にはボード用の原紙が施されているのも特徴であり、防火材の役目を担います。

まとめ

どちらも同じ材料を使っている建築材料ですが、呼び方に違いがありますので、自分なりに異なる点をうまく見比べてみるといいでしょう。