「正四面体」と「三角錐」の違いとは?分かりやすく解釈

「正四面体」と「三角錐」の違いとは?分かりやすく解釈生活・教育

この記事では、「正四面体」「三角錐」の違いを分かりやすく説明していきます。

「正四面体」とは?

「正四面体」とは同じ大きさの正三角形が4つの面となってできている多面体です。

これ以上頂点が少ないと多面体の体をなさないので多面体としては頂点も面も最小になります。

4つ全ての面が同じ大きさの正三角形というのが「正四面体」の条件なので、「正四面体」がいくつあっても大きさの違いはあれどそれぞれの面が全て同じ長さの辺を3つもち同じ60度の内角を持っていることに例外はありません。


「三角錐」とは?

「三角錐」とはすべての面が三角形になっている多面体です。

すべての面が三角形だと面の数は全部で4つになるので四面体とも呼びます。

すべての面が三角形という共通点はありますが実際に同じ形とは限りません。

正三角形が含まれるかについても全てが正三角形の「正四面体」もあれば底だけ正三角形のものや正三角形が一つもないものもあるでしょう。

それぞれの面を構成する三角形がどんな形のものであっても、全てが三角形で面が4つあれば「三角錐」になります。


「正四面体」と「三角錐」の違い

「正四面体」「三角錐」の違いを、分かりやすく解説します。

4つすべての面が正三角形でできている多面体が「正四面体」で、4つすべての面が三角形でできている多面体が「三角錐」です。

「正四面体」も4つすべての面が三角形でできているので「三角錐」に含まれます。

「正四面体」はすべての面が正三角形でなければいけませんが、「三角錐」は正三角形の面があろうとなかろうとすべての面が三角形であれば成立する多面体です。

まとめ

三角形の面4つでできている多面体が「三角錐」で、その中でも4つ全部の面が正三角形の特殊なものが「正四面体」と言えるでしょう。

正しいという字が使われてはいますが「正四面体」として扱われる「三角錐」よりもそうとは扱われない「三角錐」の方が種類は多いです。