「気をつけます」と「気おつけます」の違いとは?分かりやすく解釈

「気をつけます」と「気おつけます」の違いとは?分かりやすく解釈言葉の違い【2語】

「気をつけます」「気おつけます」にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「気をつけます」「気おつけます」の違いを解説します。

「気をつけます」とは?

「気をつけます」とは、「注意する意思を示す丁寧な言い方」です。


「気をつけます」の使い方

「気をつけます」「気をつける」「ます」から成り立つ言葉です。

「気をつける」とは注意力を働かせることを意味する言葉で「気」が物事に対する意識を表し、そのような意識を持って働かせることを「つける」と表現しています。

心の中に意識を持ち出してそれを働かせる、つまり物事に注意することを表す言葉が「気をつける」であり丁寧な言い方を意味する「ます」とあわせることで目上の人に対して使う「これから注意します」という意味になる表現です。


「気おつけます」とは?

「気おつけます」とは、「注意することを意味する言葉の誤表記」です。

「気おつけます」の使い方

「気おつけます」「お」は本来であれば「を」と書くのが正しいところを誤って「お」と書いてしまった間違いです。

「を」「お」を取り違えると言う小学生レベルの間違いでできた言葉が「気おつけます」であり、はっきりとした間違いを含むおかしな表現になっています。

「気をつけます」と「気おつけます」の違い

注意することを意味する言葉として正しいのは「気をつけます」「気おつけます」は明確な間違いです。

一字違いで全くおかしな意味になってしまいます。

「気をつけます」の例文

・『以後気をつけます』
・『書き間違いのないよう気をつけます』

「気おつけます」の例文

・『気おつけます、とは小学生でもやらない間違いだ』
・『気おつけます、などと書いたら笑われても仕方がない』

まとめ

「気をつけます」「気おつけます」は一文字違いて大違いです。

言葉の意味と構造を正しく理解していればこのような誤りが起きるはずはありません。

耳で聞いた音だけで暗記するのではなく正しい書き方をきちんと憶えておきましょう。