この記事では、「それなら」と「そうすると」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「それなら」とは?
問題が起きたとき、どのように解決すれば悩む人に対して「それならこうしてみるといい」と提案するとき使う言葉です。
例えば、風が強く吹き付けるので、船の出航が中止になれば「それなら飛行機で帰ろう」と確実に帰れる方法を提案します。
他にも「もう食べる物はありません」といえば「それなら出前を取ろう」と他の案を考えるわけです。
「そうすると」とは?
相手が提案する内容に対して自分も同意した後、「そうするとこのようにしよう」と判断する気持ちを伝えるとき使うわけです。
例えば、相手が「機能は3つにしよう」と提案したなら、「分かりました。
そうするとこの3つを選ぼう」と具体的に何を選べばいいか提案します。
前に述べた事柄に対し、自分なりにいい成果が出るよう提案してさらに良い商品を作るように考えるのです。
「それなら」と「そうすると」の違い
「それなら」と「そうすると」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも前の話についてどのように解決するか提案するとき使う接続詞ですが、「それなら」はかなり具体的な提案を同僚や年齢の近い社員、知人といった身近な人によく使われている言い方です。
もう一方の「そうすると」は少し改まった言い方であるため、上司や目上の人、取引先に使っても失礼がない接続詞になります。
「それなら」の例文
・『それならバスではなく、タクシーで行けば遅刻しないだろう』
・『食堂がやっていない。それなら近くの店に行って炒飯を食べよう』
「そうすると」の例文
・『そうすると、この除湿機の電気代は1時間当たり5円で済む』
・『合計で5千円。そうすると5人では1人当たり千円払うことになる』
まとめ
使い方がとても似ている言葉を2つ取り上げましたが、どのような状況でどちらを選べばいいかを考えてうまく使いこなしてみましょう。