2本で使われている広さを表す単位として「帖」と「平米」があります。
2つの単位はそれぞれどのような違いがあるのでしょうか今回は、「帖」と「平米」の違いを解説します。
「帖」とは?
「帖」とは、「1. 62㎡」を表す広さの単位です。
「帖」の使い方
主に不動産の物件情報などで用いられる広さの単位で畳一枚の面積を基準にしています。
一般的には「畳」という単位が用いられ「帖」と同じ広さを表す単位ですが、和室の広さを表す時は「畳」洋室の広さを表す時には「帖」と部屋のつくりの違いによって使い分けられています。
本来は半紙や海苔などの大きさを表す言葉でしたが畳敷きではない洋室の面積を表すのに「畳」という単位を使うのは相応しくないという意見があり同じ「ジョウ」と読むを持つ「帖」が使われるようになりました。
地域によって畳のサイズが異なるため必ずしも「帖」が1. 62㎡とは限らず同じ間取りであっても実際の広さは違う場合もあります。
「平米」とは?
「平米」とは、「1㎡」を意味する広さの単位です。
「平米」の使い方
「平米」の「米」とは長さの単位であるメートルのことです。
同じ数を二乗することを平方といいますがメートルを平方した広さ、つまり縦1m横1mの面積が「平米」です。
正式には「平方米」ですが「平米」と表記するのが一般的です。
土地や建物の広さを表す時に広く使われる単位ですが計量法で認められた正式な単位ではなく公的な文書などには使用されません。
「帖」と「平米」の違い
どちらも広さを表す単位ですが「帖」は1. 62㎡、「平米」は1㎡と表す面積が異なります。
一般的に室内の広さを表す場合は「帖」、建物の面積を表す場合は「平米」が使われます。
「帖」の例文
・『6帖の部屋に住んでいる』
・『リビングは20帖もある』
「平米」の例文
・『少なくとも100平米は必要だ』
・『60平米の土地に家を建てる』
まとめ
「帖」と「平米」はどちらも不動産関係でよく使われる単位です。
どちらが広いのか比較できるようそれぞれの正しい定義を知っておきましょう。