「お疲れ様でした」と「お先に失礼します」の違いとは?分かりやすく解釈

「お疲れ様でした」と「お先に失礼します」の違いとは?分かりやすく解釈違い

「お疲れ様でした」「お先に失礼します」はビジネス表現として職場でよく使われている言葉ですがどのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「お疲れ様でした」「お先に失礼します」の違いを解説します。

「お疲れ様でした」とは?

「お疲れ様でした」とは、「相手の労をねぎらう言葉」です。


「お疲れ様でした」の使い方

苦労した人に対してその労をねぎらう意味でかける言葉で、一般的には頑張ったことを褒めたり感謝したりする意味で使います。

本来の形は「お疲れ様です」ですが既に用事が片付いている場合は「お疲れ様でした」という過去形で表現します。

仕事をしている人に対して使われる典型的なビジネス表現です。

目上の人から下の者に掛けるのが本来の使い方で部下から上司に使うのはマナー違反だ、という声もありますがそのような上下の区別はなく上司に使っても問題ありません。

ただし苦労を分かち合うもの同士で使う表現なので対象となるのは仲間や身内のみであり、取引相手など外部の人に使うのはマナー違反です。


「お先に失礼します」とは?

「お先に失礼します」とは、「先に帰る時に使う断りの言葉」です。

「お先に失礼します」の使い方

他の人を残して先に帰宅する時に断りの意味で残る人に対して使う表現です。

その場を離れることの丁寧な言い方が「失礼する」であり、他の人よりも先に失礼することをわびつつ断りを入れて先にその場を離れる際に使います。

「お疲れ様でした」と「お先に失礼します」の違い

「お疲れ様でした」が相手の苦労をねぎらう言葉であるのに対し「お先に失礼します」は自分が早く帰ることに対して断りを入れる言葉です。

どちらも会社で使われることが多いビジネス表現ですが「お疲れ様でした」は仕事終わりだけでなく仕事が一段落した時や相手に苦労をかけてしまった時などに使いますが「お先に失礼します」は自分が他の人よりも先に帰宅する時にのみ使う表現であり、使える状況が違います。

まとめ

「お疲れ様でした」「お先に失礼します」は仕事終わりでよく使う言葉ですが意味は大きく異なります。

それぞれの正しい意味を理解し使い分けてください。

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