この記事では、「タンブリン」と「タンバリン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タンブリン」とは?
「タンブリン」=“tambourine”とは、膜鳴楽器に分類される打楽器の一種です。
フレームへ小型のシンバルが複数組み込まれているのが「タンブリン」の特徴であり、「タンブリン」の動きに連動してシンバルが打ち合わさり、音が鳴る仕組みとなっています。
「タンブリン」は片手に持って、もう片方の手で叩く奏法が最もスタンダードですが、体の他の部位に打ち付けたり、ドラムスティックで叩く、「タンブリン」そのものを振って鳴らすなど奏法には多くのアレンジが存在しているようです。
「タンブリン」には革が張ってある太鼓のようなタイプのものと皮のないタイプのものがあります。
「タンバリン」とは?
「タンバリン」とは、先述した「タンブリン」と同義であり、“tambourine”を別の日本語読みにしたものです。
「タンブリン」と「タンバリン」の違い
「タンブリン」と「タンバリン」の違いを、分かりやすく解説します。
結論から述べると、「タンブリン」と「タンバリン」はどちらも打楽器の“tambourine”を指した言葉です。
単純に日本語読みの違いということなりますが、文部科学省では「タンブリン」で表記することが定められています。
したがって、教科書や音楽の授業でも「タンブリン」表記で統一されています。
しかし、「タンバリン」と用いられているケースも多く、現時点ではどちらを用いても間違いということにはなりません。
ちなみに、英語では“tambourine”=「タンブリーン」や「タンバリーン」のように語尾を伸ばして発音されています。
まとめ
「タンブリン」と「タンバリン」はどちらも打楽器の名称“tambourine”を日本語読みにしたものであり、どちらを使用しても誤用にはなりません。
なお、文部科学省では「タンブリン」表記で統一されているということでした。