この記事では、「骸骨」と「髑髏」の違いを分かりやすく説明していきます。
「骸骨」とは?
骸骨は、がいこつと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、ほねやむくろといった意味を持つ骸の漢字に、ほねとか全体を支えるもの等の意味を所有する骨の漢字を付け足す事で完成した言葉となっています。
故に骸骨は、死体の皮や肉が腐り落ち骨のみになったものを表すのです。
「骸骨」の言葉の使い方
骸骨は、白骨化した動物の遺体に対して使われる言葉となっています。
基本的には、肉や皮が腐り落ちて白骨化したほ乳類の死体を表現する際に、駆使される言葉です。
「髑髏」とは?
髑髏は、どくろと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、されこうべという意味の髑の文字に、どくろ等を意味する髏の文字を加える事で誕生した言葉です。
以上の事から髑髏は、肉が落ちて剥き出しになった頭蓋骨を示します。
「髑髏」の言葉の使い方
髑髏は、剥き出しになった動物の頭蓋骨に対して用いられている言葉です。
長い間、遺体の頭部が風雨にさらされる等して肉が落ちて、頭蓋骨だけの状態になったものに対して髑髏という言葉が使用されています。
「骸骨」と「髑髏」の違い
骸骨と髑髏の漢字表記を並べてみれば、使用されている漢字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けるものです。
所がどちらも、骨に関する意味を有しているため、混同する恐れはないとは言えません。
とはいえ髑髏は、遺体の皮や肉が落ちて骨だけになったものを表すのです。
一方の髑髏は、骨だけの状態になった頭蓋骨を示します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも骨を指し示す言葉です。
ただし骸骨は、皮や肉が腐り落ちて骨だけの状態になった遺体に対して使われる言葉となっています。
対する髑髏は、剥き出しになった頭蓋骨に対して用いるべき言葉です。