ペンの種類として「油性ペン」と「ネームペン」があります。
どちらも広く使われているペンですが、2つのペンにはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「油性ペン」と「ネームペン」の違いを解説します。
「油性ペン」とは?
「油性ペン」とは、「油性インクを使用しているペン」を指す言葉です。
「油性ペン」の使い方
ペンに使われるインクには溶剤に水を用いる水性インクと揮発性有機溶剤を用いる油性インクに分けられます。
インクに油性インクを使用しているペンが「油性ペン」です。
油性インクは水に溶けないため「油性ペン」で書かれた文字や絵は耐水性が高く水濡れする場所に書いても消えずに残り続けます。
定着力が強く消えにくいのが特徴ですが素材によってはにじみや裏移りしやすいという欠点もあります。
「ネームペン」とは?
「ネームペン」とは、「名前を書くために作られたペン」です。
「ネームペン」の使い方
さまざまなものに名前を書くのに使う目的で作られたペンを指します。
小さい子供の使う道具類には紛失を防ぐため名前を書きますが、衣類や文房具など素材も形状も異なるさまざまなものにうまく名前を書けるように開発されたペンが「ネームペン」です。
「油性ペン」と「ネームペン」の違い
「油性ペン」と「ネームペン」の違いは「ペン先」です。
どちらもさまざまな素材に書ける油性インクが用いられている点は共通しています。
「油性ペン」はイインクの種類で分類されるものなので細いペン先から極太のペン先までいろいろな種類のペンがあるのに対し、「ネームペン」は読みやすく名前を書けるように細いペン先で作られているという違いがあります。
「油性ペン」の中でもペン先が細く名前を書くのに特化したペンが「ネームペン」です。
「油性ペン」の例文
・『消えないように油性ペンで書く』
・『油性ペンならプラスチックにも書ける』
「ネームペン」の例文
・『ネームペンで名前を書く』
・『小さい字も書きやすいネームペンだ』
まとめ
「油性ペン」と「ネームペン」は使用目的の違いで区別されます。
書く内容や対象物に合わせて使い分けてください。