この記事では、「クローバー」と「カタバミ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クローバー」とは?
「クローバー」とは、マメ科シャジクソウ属の植物の総称を言います。
一般的には「シロツメクサ(白詰草)」のことを指すことが多いようです。
「クローバー」は「詰草」とも言います。
名前の由来は、江戸時代にオランダからガラス器を輸入した際に、緩衝材の詰め物として、「クローバー」が入っていたことから来ています。
「シロツメクサ」の開花時期は、5月から10月頃で、白色や、かすかにピンク色を帯びた花を咲かせます。
葉は三つ葉ですが、四つ葉、五つ葉、六つ葉、七つ葉、さらには八つ葉なども見つかっています。
特に四つ葉のクローバーは有名です。
また、蜜源植物でもあります。
そして、「薬用」や「食用」などに利用されています。
「カタバミ」とは?
「カタバミ(片喰・酢漿草・傍食)」とは、カタバミ科カタバミ属に分類されている多年草の植物のことを表しています。
5月から9月頃にかけて、黄色い花が咲きます。
陽射しがあると花が咲きますが、日陰や曇りだと花が閉じてしまいます。
実は細長く、成熟すると種子が弾け出ます。
「カタバミ」の根は太く、地中に根を下ろします。
全草は薬用に用いられています。
「クローバー」と「カタバミ」の違い
「クローバー」と「カタバミ」の違いを、分かりやすく解説します。
「クローバー」はマメ科シャジクソウ属の総称で、一般に「シロツメクサ」のことを表しています。
一方、「カタバミ」はカタバミ科カタバミ属の植物のことを指しています。
また、花の色は「シロツメクサ」は白色がほとんどですが、「カタバミ」は黄色です。
「クローバー」と「カタバミ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「シロツメクサ」の別称には、「オランダゲンゲ」、「シロクローバー」などがあります。
また、英語表記では「クローバー」は「clover」、「シロツメクサ」は「white clover」になります。
そして、「カタバミ」には、「スズメグサ」、「スズメノハカマ」、「カガミグサ」などの別名があります。
「カタバミ」は英語で、「wood sorrel」、「oxalis」などと表記します。
さらに、「カタバミ」の中国語名には、「満天星」、「老鴨嘴」、「三葉酸草」、「酸味草」などがあります。
「クローバー」、「カタバミ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。