今ではあまり見ることが無くなりましたが、一時は多くのマッサージ店やSPAなどのリラクゼーション施設に設けられていたのが「ドクター・フィッシュ」の水槽です。
この中に足を入れると小魚が寄ってきて皮膚に食いつきます。
それでは、この「ドクターフィッシュ」とはどういう意味でしょうか。
また、「ガラ・ルファ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ガラ・ルファ」と「ドクターフィッシュ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガラ・ルファ」とは?
「ガラ・ルファ」とは、学名「Garra Rufa」というコイ科の魚のつことです。
成魚の大きさは10㎝程度で、主に中東各国の河で生活しています。
雑食で、藻の類だけではなく、小型の昆虫なども食べます。
「ドクターフィッシュ」とは?
「ドクターフィッシュ」とは、前述の「ガラ・ルファ」の通称であり、中東原産の淡水魚のことです。
かなり高い水温でも生息でき、藻などを舐めて食べるのと同じように、人間の古い角質を食べるため、この名前でセラピー用に育てられ、日本にも一時は多く輸入されていました。
「ガラ・ルファ」と「ドクターフィッシュ」の違い
「ガラ・ルファ」と「ドクターフィッシュ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、結論から言えば全く同じものです。
つまり、「ガラ・ルファ」という学名を持つ魚を今は「ドクター・フィッシュ」と呼んでいるにすぎません。
つまり、「ドクター・フィッシュ」というのは正式な名前ではなく、最初にこのセラピーを思いついた人が勝手に付けた名前ということになります。
まとめ
この記事では、「ガラ・ルファ」と「ドクターフィッシュ」の違いを、解説してきました。
前述のように日本の施設で「ドクター・フィッシュ」はあまり見なくなりましたが、例えば横浜の中華街にある小型のアミューズメントビルの中には今でもあります。
そもそも香港や台湾などのアジアの国から来たものなので、中華街にあるというのは合点がいきます。
ただ、ここで「ドクター・フィッシュ」のセラピーをうけると10分で1000円になります。
これを高いと思うか安いと思うかは人それぞれでしょう。