この記事では、「赤貝」と「つぶ貝」の違いについて紹介します。
赤貝とは?
赤貝とは、フネガイ科に属する二枚貝のことをいいます。
日本や朝鮮半島、ロシア、中国などの海域に分布していて、寿司ネタや刺身として食べられています。
赤貝は主に身の部分と貝柱を食べます。
日本では、北海道から九州まで幅広く分布している貝です。
赤貝という名前は、身が赤い色をしていることにあります。
これはエリスロクルオリンという成分が血液に含まれているからで、エリスロクルオリン赤い色素の元になっている成分です。
宮城県や愛知県、長崎県などが主な産地ですが、中国や韓国から輸入された赤貝も流通しています。
赤貝には鉄分や亜鉛、ビタミンB12等の栄養素が含まれています。
つぶ貝とは?
つぶ貝とは、エゾバイ科に属する巻貝のうち食用とされているものの総称です。
エゾボラやシライトマキバイ、オオカラフトバイ、ヒメエゾボラ、エゾバイ等、色々な種類があります。
寿司ネタとしてよく食べられているのはエゾボラで、マツブと呼ばれることもあります。
味は淡泊で、様々な料理に使うことができます。
網の上で焼いて醤油をたらして食べることもありますし、寿司や刺身としても食べられています。
和え物にしたり串焼きにする等、色々な料理に使われる食材です。
適度な歯ごたえがありますが、サザエやアワビに比べると柔らかいです。
注意が必要なのは唾液腺にテトラミンという毒が含まれているものがあることで、取り除いておく必要があります。
テトラミンは加熱しても、毒性が弱まることはありません。
また、つぶ貝の主な産地は北海道で、鮮度が良く大ぶりなものは生でも食べることができます。
赤貝とつぶ貝の違い
赤貝はフネガイ科に属する二枚貝で、つぶ貝はエゾバイ科に属する巻貝です。
赤貝は身が赤い色をしていますが、つぶ貝は白っぽい色をしています。
まとめ
赤貝はフネガイ科に属する二枚貝ですが、つぶ貝はエゾバイ科に属する巻貝です。