この記事では、「さて」と「ところで」の違いを分かりやすく説明していきます。
「さて」とは?
「さて」は、一つの話が終わり新しい話に移るときに使用するほか、前述の事柄を受けて後に続けるとき、前述の事柄に反するような事実を述べるとき、と幅広く使用することができる接続詞です。
そのほか、次の行動に移るときや自問するとき、相手に呼びかけたりするとき、深く感心する気持ちを表すとき、などにも「さて」を使用します。
「さて、どうしたものだろう」や「さて、次の話に移りましょう」などといった形で使用します。
「ところで」とは?
「ところで」は、いったん話を切って話題を変えるときに使用します。
そのため、「ところで」を使用する際は、前述に述べたことと、これから述べることに対しつながりはありません。
今まで話していた内容を終わらせ次に話に移行したい際に「ところで」は便利な言葉になります。
「ところで、今後の予定について教えてください」などといった形で使用します。
「さて」と「ところで」の違い
「さて」と「ところで」の違いを、分かりやすく解説します。
文と文の合間に使用する共通点を持つ「さて」と「ところで」。
「さて」の場合、一つの話が終わり新しい話に移るときに使用する以外にも、前述の事柄を受けて後に続けるとき、前述の事柄に反するような事実を述べるとき、と幅広く使用することができます。
一方、「ところで」の場合は、いったん話を切って話題を変えるときのみに使用可能な言葉になるといった違いがあります。
「さて」の例文
・『さて、さて、これからどうなることでしょうか』
・『さて、時間となったので終わりにしましょう』
「ところで」の例文
・『ところで、あなたたちは、これからどうしたいのですか』
・『ところで、明日から長期休みに入ります』
まとめ
「さて」と「ところで」の違いは以上です。
違いに注意し適切に使い分ける必要があります。