この記事では、「アリ」と「シロアリ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「アリ」とは?
ハチ目のアリ科であり、春になると巣穴から出てきては虫の死骸や甘いものに群がり、巣の中に持ち帰って蓄えるのが「アリ」です。
体長は小さなもので1mm、大きいものは3mmほどにも成長し、昆虫や花、人家がある場所で活動します。
大きな死骸は口で小さく千切り、来た道を辿って巣穴に持ち帰ります。
日本にいる「アリ」の固体は全体的に黒く、細長で胴体部分が細いのが特徴的です。
先祖は蜜蜂で、甘いものを好む習性があるため、人家の中に砂糖や飴が放置されていれば行列を作って行き来する光景が見せます。
「シロアリ」とは?
ゴキブリ目のシロアリ科である「シロアリ」は家に住み着き、柱や家具といった木を食べてしまう昆虫です。
ゴキブリから派生した虫であり、3億年前には地球上に生息していました。
日本には北海道の一部だけをのぞいた全土に生息しているイエシロアリは建物の木材から栄養をとって生きます。
かなり食欲旺盛なので、家に住み着けば3年程度で柱から壁といった木材を食べてしまうのです。
もう一つ、行動範囲は浴室やトイレといった水分がある場所に集中して被害を出すヤマトシロアリは湿気を大変好みます。
「アリ」と「シロアリ」の違い
「アリ」と「シロアリ」の違いを、分かりやすく解説します。
甘いものを好む「アリ」の先祖は蜂で、胴体が黒、茶といった固体を指すわけです。
女王アリを中心に餌を届けるものや、子育てする働き者に分かれて行動します。
社会性昆虫とも呼ぶ昆虫であり、巣を守るものや、餌を運んでくる「アリ」で群れをなすわけです。
寿命はイエヒメアリが長くて12ヶ月、トビイロケアリは最大で2年になります。
もう一方の「シロアリ」の先祖はゴキブリで、イエシロアリは木材を餌とするため一度住み着くと柱や壁を食い荒らす厄介な昆虫です。
また、このアリは湿気を好むため水周りに住み着きます。
まとめ
どちらも見た目が似ている昆虫ですが、先祖や色、食べ物に違いがありますので、どこが異なるか資料や画像などで見比べてみるといいでしょう。