「及び」と「かつ」の違いとは?分かりやすく解釈

「及び」と「かつ」の違いとは?違い

この記事では、「及び」「かつ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「及び」とは?

「及び」を他の言葉で言い替えれば、「と」になります。

「〜と」と言い替えることができる「及び」は、複数のものや事柄を並列して挙げる時や別の事物や事柄を付け加える際に用いる言葉になります。

使い方としては、例えば、「A及びB」

「A、B及びC」といった感じです。

類語には、「並びに」「かけて」「そのうえ」「さらに」などがあります。


「かつ」とは?

「かつ」は、2つ以上の行為や事柄が並列し行われることを表す言葉です。

また、ある事柄に他の事柄が加わる際にも「かつ」は用いられます。

使い方としては、例えば、「AかつB」となります。

類語には、「併せて」「尚また」「加えて」「また」などがあります。


「及び」と「かつ」の違い

「及び」は、複数のものや事柄を並列して挙げる時や別の事物や事柄を付け加える際に用いる言葉。

「かつ」は、2つ以上の行為や事柄が並列し行われることを表す言葉。

あるいは、ある事柄に他の事柄が加わる際に用いる言葉となります。

非常に似た意味を持ち使い方も似ている「及び」「かつ」ですが、何を接続する言葉なのかといった違いがあります。

「及び」は、名詞や名詞句、名詞節を接続。

「かつ」は、動詞や形容詞、文節を接続します。

この点に大きな違いがあります。

「及び」の例文

・『A大学の受験科目は、国語、英語及び数学または理科の中から1つ選ぶ必要がある』
・『今回の会議には、部長、課長及びチームリーダーも出席するように言われました』

「かつ」の例文

・『ウォーキングは、ダイエットかつリフレッシュ効果も期待することができる』
・『我が子には、よく学びかつよく遊ぶ子供に育ってほしい』

まとめ

類語関係にもあり、似たような形で使用することができる「及び」「かつ」には、以上のような違いがあります。

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