この記事では、「とん汁」と「ぶた汁」の違いを分かりやすく説明していきます。
「とん汁」とは?
とん汁は、とんじると読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、イノシシを家畜化した動物という意味を持っているとんの文字に、物体からしみ出る液といった意味を有する汁の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
そのためとん汁は、豚肉と野菜を入れて作った味噌仕立ての汁料理を表すのです。
「とん汁」の言葉の使い方
とん汁は、豚肉と野菜を主に味噌で味付けして汁料理にしたものに対して使われる言葉となっています。
この様な料理に対して幾つかの呼び名があるものの、とん汁という呼び方が一般的です。
「ぶた汁」とは?
ぶた汁は、ぶたじると読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、家畜のぶたを意味するぶたの文字に、しるやしるもの等の意味の汁の漢字を付け加える事で完成した言葉です。
以上の事からぶた汁は、ぶた肉の細切れとニンジンや里芋、ごぼう等の野菜を入れ味噌で調理した日本の汁料理を示します。
「ぶた汁」の言葉の使い方
ぶた汁は、豚肉や野菜を味噌で味付けして作る汁料理に対して用いるべき言葉です。
もっともこういった料理の呼び名は様々あり、ぶた汁は、北海道や青森、京都や北九州といった1部の地域で主に使用されている言葉となっています。
「とん汁」と「ぶた汁」の違い
とん汁もぶた汁も、豚肉と野菜を味噌で味付けして作る日本の汁料理を表す言葉です。
しかも似た様な料理ではなく、全く同じ料理を指し示す言葉であり、どちらも漢字で、豚汁と表記されます。
ですがとん汁とぶた汁という文字表記を見れば分かる様に、豚の漢字を、とんと読むか、ぶたと読むかという違いがあるのです。
まとめ
2つの言葉は、野菜や豚肉等を味噌仕立てで作る汁料理を意味する言葉同士となっています。
それも同じ料理を指し示す言葉であり、漢字表記も同じ豚汁です。
もっとも全国的には、とん汁という言葉を使う人が多くいますが、北海道や青森、北九州等の1部地域では、ぶた汁という言葉を用いる人が多くなっています。
