この記事では、「お借りする」と「拝借する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「お借りする」とは?
相手から必要な知見を借りることを「お借りする」【おかりする】といいます。
職場では先輩や上司から仕事に使える「豊富な知見を借りる」のです。
主に、企画を立てるときや、商品を売るときの戦略として知見を「お借りしたい」という気持ちを伝えます。
少し謙遜する気持ちを持ち、目上の人や立場がある者に対して敬意を持って丁寧に伝えるとき使う言葉です。
「拝借する」とは?
「借りる」をより謙虚に伝えるとき使う言葉が「拝借する」【はいしゃくする】です。
必要な物を丁寧な敬語で伝えたいと思うとき使う言葉として使われています。
物を借りるだけでなく、「知恵を拝借する」と使っては感謝する気持ちも込めて伝えるのです。
また、自分だけではなかなか問題を乗り越えられないとき「お手を拝借」といって、相手に手伝ってもらいます。
「お借りする」と「拝借する」の違い
ここでは「お借りする」と「拝借する」の違いを、分かりやすく解説します。
必要な物を借りるとき、謙遜する気持ちを持って使うのが「お借りする」です。
「拝借する」は「お借りする」よりもさらに改まった謙虚さを強く出した言葉であるので、目上の人やお得意様といった大事な客に対して失礼がないように使われています。
「お借りする」は他人の知見を借りる、「拝借する」はお耳や知恵といった相手の尊敬すべきところを借りて良い作業ができるように手本とするわけです。
「お借りする」の例文
・『尊敬する先輩の知見をお借りして戦略を立てた』
・『上司から知見をお借りするために直接話をした』
「拝借する」の例文
・『社長の知恵を拝借する部下の提案は素晴らしい』
・『難しい仕事であったので、上司のお手を拝借する』
まとめ
借りるという行為を指す言葉ではありますが、どのように使えばうまく使い分けができるか相手の立場も踏まえて考えてみるといいでしょう。