この記事では、“fact”と“true”の違いを分かりやすく説明していきます。
それぞれの和訳は、“fact”が事実、“true”が真実です。
日本語でも違いがありことが分かります。
それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
“fact”とは?
“fact”は事実を意味する名詞です。
日本語訳からもわかるように、研究や統計に基づいた事実を表しています。
例えば、火は熱いということは、事実なので“fact”になります。
人によって体感温度が違ったとしても、火が熱いことは万人が知っている常識であり、事実です。
何があっても変え難い物事を“fact”は表しています。
また、法律用語では犯行事実、申し立ての事実とも訳されます。
証拠や証言に基づいているものなので、“fact”を使います。
“true”とは?
“true”は真実の、本当の、を意味する形容詞です。
名詞でも使われることがありますが、名詞の場合は“trueth”のほうがよく使います。
現実に合致しているもの、信じられるものという意味を含んでいます。
そのため、人によって“true”と思うものは異なります。
例えば、幽霊がいるかなど、証明できない事柄に使います。
幽霊の存在を信じている人にとっては、幽霊がいることが“true”です。
信じていない人にとっては、いないことが“true”となります。
このように、“true”は人の信じるものに影響を受けやすく、流動的な事柄に使うといいでしょう。
“fact”と“true”の違い
“fact”と“true”の明確な違いは人の信条によって左右されるかどうかです。
“fact”は研究や統計に基づいた常識的な事実なので、覆ることはありません。
対して、“true”は一般的には非常識であっても、真実は真実であり、見る人によって変化します。
気温を例に挙げてみましょう。
今の気温が8度ということは、“fact”です。
温度計で測ってデータを取った、誰にも変えられない事実だと言えます。
対して“true”は、8度という気温が寒いかどうかです。
人によって寒いと感じる人と寒くないと感じる人がいます。
どちらの意見も当人たちにとっては“true”です。
このように、“fact”はデータに基づいた事実であり、常識的に知っているものです。
“true”は感じ方や信条に基づいているので、人によって“true”は変わります。
“fact”の例文
・It is a fact that you forgot your assignment.
・As a matter of fact, inbound is decreasing.
“true”の例文
・I saw a ghost. It is a true story.
・He is my true friend.
まとめ
“fact”と“true”の違いについて解説しました。
“fact”は変えられない事実、“true”は人によって変わる真実でした。
“fact”と“true”は似て非なるものなので、間違って使わないように、しっかり理解しておきましょう。