「通夜」と「逮夜」は、別物なのでしょうか。
また、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「通夜」と「逮夜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「通夜」とは?
「通夜」は、葬儀・告別式の前夜に行うものになります。
「通夜」には、「仮通夜」と「本通夜」があり、一般的に「仮通夜」は親族のみで。
「本通夜」は一般の弔問客と一緒に行います。
流れとしては、親族で「仮通夜」を行ってから弔問客を招き「本通夜」を行なうものになります。
また、最近では「仮通夜」は行わず「本通夜」のみも増えつつあります。
「本通夜」は、故人が亡くなった翌日に行われることが多く、「仮通夜」は故人が亡くなった当日に行われることが多くなります。
「通夜」が開始される時間帯は18時から19時が目途になります。
その辺りに「通夜」が開始され21時を目途に終了します。
その後、地域によっては「通夜振る舞い」などが行われ、会食しながら故人を偲びます。
「逮夜」とは?
「逮夜」は、忌み日前日の夜を意味します。
命日や忌日の前の夜を指すため、亡くなった後、何度も行われるものになります。
一番初めの「逮夜」は、葬儀の前夜で、その後、初七日の前夜、二七日の前夜、三七日の前夜と続き、七日ごとに七七日の前夜まで合計8回行うことになります。
「通夜」と「逮夜」の違い
「通夜」も「逮夜」も前日の夜に行うといった共通点があります。
そのうえで、「通夜」は葬儀・告別式の前夜1回のみになりますが、「逮夜」は、その後も続き四十九日までの合計8回行われることになります。
このように、回数に大きな違いがあります。
また、「通夜」は、現代でも一般的に行われているものの、「逮夜」を行うことは減っており、「逮夜」は省略し「忌日法要」のみで済ませる傾向にあります。
そのほか、僧侶に読経をお願いするといった内容は同じものになります。
まとめ
以上のように、同じ前夜に行なうものでも回数に大きな違いのあるものになります。