「向かいます」と「参ります」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「向かいます」と「参ります」の違いとは?違い

この記事では、「向かいます」「参ります」の違いを分かりやすく説明していきます。

「向かいます」とは?

まず、「向かう」とは「ある物や方向を正面から見るように位置する」「顔や体をその方向に向ける」「相手とする」「ある方向を指して動いていく」「歯向かう」「対抗する」「相当する」「匹敵する」「向かうようにする」という意味を含める言葉です。

そして、その「向かう」をですます調になおした言葉が「向かいます」になります。


「向かいます」の使い方

「向かいます」は動詞の敬語表現として使われています。


「参ります」とは?

まず、「参る」とは相手の行くという行動を尊敬した「行く」の謙譲語や行くや来るをへりくだった丁寧な表現として用いられています。

その他、「負ける」「降参する」「困る」「死ぬ」「異性などに心を奪われる」など多くの意味も含んでいます。

そして、その「参る」をですます調にした敬語表現が「参ります」になります。

「参ります」の使い方

「参ります」は動詞の敬語表現として使われています。

「向かいます」と「参ります」の違い

「向かいます」にはこちらの行くという行為を丁寧にしたフレーズとしての意味合いを持ちます。

一方、「参ります」にもこちらの行くという行為をへりくだった謙譲語としての意味合いを持ちます。

したがって、「向かいます」「参ります」は類義語の関係に当たると解釈できますが、「参ります」の方がより丁寧な印象があるのに対し、逆に、親しい間柄の場合、「参ります」はやや仰々しい表現となっていますので、「向かいます」の方が丁寧、かつ親しみのある印象を受けます。

「向かいます」の例文

・『すぐそちらへ向かいます』

「参ります」の例文

・『明日の昼頃にそちらへ参ります』

まとめ

「向かいます」「参ります」はどちらもこちらの行くという行為をへりくだった敬語表現であり、同じような意味を表すことから類義語の関係に当たります。

ただし、「参ります」の方がより丁寧な敬語表現であり、「向かいます」はより親しみのある敬語表現ということでした。

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