「カピバラ」と「ヌートリア」の違いとは?分かりやすく解釈

「カピバラ」と「ヌートリア」の違いとは?違い

この記事では、「カピバラ」「ヌートリア」の違いを分かりやすく説明していきます。

「カピバラ」とは?

「カピバラ」とはテンジクネズミ科の動物です。

世界最大のげっ歯類と言われ成獣は体長1メートルを超えるほどに成長します。

しかしその大きさに反して温厚な性格で人懐っこく、ペットとしても人気です。

南アメリカのアマゾン川周辺原産の動物だけあり温暖な水辺を好みますが、草原や熱帯雨林など広い範囲で生息できます。

水中での活動が得意で泳ぎも達者ですし長時間の潜水も可能です。


「ヌートリア」とは?

「ヌートリア」はヌートリア科の動物です。

「カピバラ」と見た目は似ていますしげっ歯類としては大きめの体を持ちますが、成獣でも体長は40センチから60センチメートルほどで「カピバラ」程大きくはありません。

数が増えやすく毛皮の質が良いので世界各国に輸入されましたが、数が増えやすい上に雑食性かつ攻撃的な性格のため在来種や農作物に被害を与えやすいことから特定外来生物として害獣認定されています。


「カピバラ」と「ヌートリア」の違い

「カピバラ」「ヌートリア」の違いを、分かりやすく解説します。

テンジクネズミ科カピバラ属のげっ歯類が「カピバラ」でヌートリア科ヌートリア属のげっ歯類が「ヌートリア」です。

「カピバラ」は体長が1メートル以上に育ちますが「ヌートリア」は50センチメートル前後までしか育ちません。

また「カピバラ」は穏やかな性格で人に懐きますが「ヌートリア」は性格が凶暴で人を襲うこともあります。

他には「カピバラ」はペットとして飼育可能ですが「ヌートリア」は飼育が禁止されているのも両者の違いです。

まとめ

「カピバラ」「ヌートリア」は見た目は多少似ていますが全くの別物です。

「カピバラ」は愛玩動物としても人気で動物園へ行けば触れ合うこともできますが、「ヌートリア」は厄介な害獣として日本でも日本以外の国でも問題視されています。

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