「せん妄」と「幻視」の違いとは?分かりやすく解釈

「せん妄」と「幻視」の違いとは?違い

この記事では、「せん妄」「幻視」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「せん妄」とは?

自分の行動を抑制できない「せん妄」【せんもう】は、数時間ごとに人格が変わってしまいます。

先ほどまでは20代の若い男性で元気よく行動していたのに、数時間後には口煩い中年の男性に変わるといったように人格が変わるのです。

また、数時間前まではおっとりした性格の人が、急に情緒不安定で落ち着きがなくなります。

また、安定しない様子を見せて、予想だにしない行動するわけです。

そんな「せん妄」を発症するタイプは、健康な人よりも手術を受けた病人が幻覚を見るようになり、意識精神障害になって不思議な話をするようになります。


「幻視」とは?

存在していないものが目の前にいるだの、話しかけられると感じるようになるのが「幻視」【げんし】です。

実際には存在していないのに見えると言い出すのは、レビー小体型認知症が発祥していることが原因になります。

主に、後頭葉の視覚に問題が起こると、頭がぼうとしたり、はっきりするといった症状が起きるのです。

この「幻視」を発症したときは人だけでなく、動物や子供が見えると話すようになります。

ただ見えるだけではなく、リアルに肌や服の色が見えたり、どのように動いているか行動まではっきり見えるのです。


「せん妄」と「幻視」の違い

「せん妄」「幻視」の違いを、分かりやすく解説します。

時間が経つごとに違う人格を見せる「せん妄」は、まるで違う性格の人になるのです。

「亡くなった人が現れた」と言う場合もあり、周囲を驚かせます。

このような症状を見せるのは、病気で入院した人に多く、手術した後情緒不安定になったり、存在しない人が話しかけてきたと言うようになるのです。

もう一方の「幻視」は、動物や人が色つきで行動している姿が見えたり、話しかけてきたと言うようになります。

なかには亡くなった親戚の叔父さんが見える、この世にはいない配偶者が笑顔で立っていたと言うようになるのです。

まとめ

人格が変わったり、精神的に安定しないのが「せん妄」で、実在しない人や動物が見える人は「幻視」というと覚えておくといいでしょう。

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