物事や人生が複雑になることを示す言葉には「紆余曲折」や「曲折浮沈」があります。
この記事では、「紆余曲折」と「曲折浮沈」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紆余曲折」とは?
「紆余曲折」とは「うよきょくせつ」と読む四文字熟語であり、意味としては道がまがって遠回りになっていることや、事態や事情が複雑になることを示します。
「紆余曲折」物事や人生が複雑になることを示す意味から、これらを解決する方法も難しく困難になることを示す時にも使うことが可能です。
「紆余曲折」と似ている言葉には「急がば回れ」がありますが、こちらは急いでいる時ほど安全な遠回りする方が上手くいくという意味で使われます。
「曲折浮沈」とは?
「曲折浮沈」とは「きょくせつふちん」と読む四文字熟語であり、意味としては道がまがっていたり浮き沈みすることを示す言葉です。
またこの意味から事態や事情が複雑なものとなる場合や解決が困難なことを示す時にも使うことが可能です。
「曲折浮沈」は水平方向の曲がり方だけではなく、垂直方向の浮き沈みを表す言葉であり事態がより複雑な時に使われます。
「紆余曲折」と「曲折浮沈」の違い
「紆余曲折」と「曲折浮沈」はどちらも道がまがっている場合や、事態や事情が複雑な状態を示す時に使う言葉です。
この2つはほぼ同じ意味として使うことが可能です。
「紆余曲折」はビジネスの場面で感謝を述べる時によく使われます。
「紆余曲折」の例文
・『彼の人生は紆余曲折なものだった』
・『多くの入院を経験したが、紆余曲折の結果ようやく天命を悟った』
「曲折浮沈」の例文
・『その会社は曲折浮沈な変動を体験してきました』
・『戦国時代は曲折浮沈な戦乱の世であり、様々な物語が生まれました』
まとめ
「紆余曲折」と「曲折浮沈」はどちらも道がまがっている状態や、事態や事情が複雑で解決することが困難なことを示す言葉です。
「紆余曲折」はビジネス用語よく使われる言葉として有名です。