「知足安分」と「巣林一枝」の違いとは?分かりやすく解釈

「知足安分」と「巣林一枝」の違いとは?違い

この記事では、「知足安分」【ちそくあんぶん】と「巣林一枝」【そうりんいっし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「知足安分」とは?

大変な境遇でもいいと受け入れて満足することを「知足安分」【ちそくあんぶん】といいます。

例えば、平社員であっても仕事があるだけいいと自己満足して、不満をもらさないといった気持ちを表すのです。

このような人は給料が安くても満足し、仕事でうまく力を発揮できなくても悪いと思わないところが人に褒められますが、都合よく使われてしまう現状があります。


「巣林一枝」とは?

部屋数が少なかったり、広さが十分ではない狭い家に住んでいるにもかかわらず、満足した様子で過ごすことを「巣林一枝」【そうりんいっし】といいます。

言葉の由来は、木にたくさんの巣があったとしても、その中から自分が過ごしやすいと感じる大きさと形状の枝を好んで住むといった鳥からきている言葉であり、ここから本当に必要だと感じる物を得て、満足する人のさまを表すわけです。


「知足安分」と「巣林一枝」の違い

「知足安分」「巣林一枝」の違いを、分かりやすく解説します。

待遇や境遇に不満不平をもらさず、現状を快く受け入れて認めることを「知足安分」といいます。

とてもいい待遇でなくても受け入れて、満足するといった人のさまを表すのです。

もう一方の「巣林一枝」は部屋数が少ないとか、狭いといった状態であっても満足する気持ちを表します。

このような意味から、自分が本当に必要だと思う物が得られれば不平不満を言わず、受け入れる人を表す言葉です。

「知足安分」の例文

・『この村では、知足安分な対応ばかりして嫌になる』
・『知足安分な現状に満足せず、人の上に立つ野望がある』

「巣林一枝」の例文

・『巣林一枝の慎ましい日々を送るため、靴は2足しかない』
・『巣林一枝の生活しているが、たまに旅館へ泊まって楽しんでいる』

まとめ

とても似ているような言葉を紹介しましたが、意味や使い方に異なる点がありますので、状況によってうまく使い分けてみるといいでしょう。

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