「否定する」と「否む」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「否定する」と「否む」の違いとは?違い

物事を認めないことや相手に対して反対することを表す言葉には「否定する」「否む」があります。

この記事では、「否定する」「否む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「否定する」とは?

「否定する」とは相手の言っている発言や理論などを認めないことや、これを打ち消す時に使う言葉です。

この言葉に使われている「否定」は物事や意見を打ち消すことを表す言葉であり、反対語は「賛成」となります。

「否定する」の反対語は「賛成する」となり、どの言葉も日常的に使うことが可能です。

「否定する」の英語は“deny”と書きます。


「否む」とは?

「否む」「いなむ」と読む言葉であり、物事や話、提案などを断ることや辞退することを表します。

「否む」は特に気持ちが嫌がっているのが特徴であり、その主観的な気持ちによって拒むことや断るのが特徴です。

「否む」「辞む」と書くことも可能です。

この言葉に使われている「否」は音読みが「ひ」で、訓読みが「いや」「否む」「いなむ」となっています。


「否定する」と「否む」の違い

「否定する」は相手の発言や理論などを認めないことや否定することを表す言葉であり、客観的な事実や根拠によって行われるものも存在します。

「否む」は嫌な気持ちを持っているため断ることや辞退することを表す言葉です。

「否定する」の例文

・『その仮説を否定するために様々な考察がなされたが、どれも信頼性が低いことが分かりました』
・『子どもを否定するだけではよく育たないので、しっかりと肯定してあげましょう』

「否む」の例文

・『子どもはよくどうしようもない事に対して否むことが多いので、そこは許してあげましょう』
・『この証拠に関して容疑者はとても否んでいるので、もっと詳しく調べましょう』

まとめ

「否定する」「否む」は相手の発言や理論、提案などを拒むことや断ることを表す時に使う言葉です。

「否定する」はこれらを打ち消す時にも使います。

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