「畳」と「琉球畳」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「畳」と「琉球畳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「畳」とは?
日本で古くから使用されている一般的な床材「畳」。
日本独特の文化になります。
材料はイ草。
イ草を編んで作られたものが「畳」になります。
「畳」一枚のことを一畳と言い、この一畳には違いが存在します。
最も大きな「畳」の一畳は京間で大きさは約1. 82平方メートル。
主に西日本エリアで使用されています。
続いて、サイズ約1. 71平方メートルの六一間、サイズ約1. 65平方メートルの中京間、サイズ約1. 55平方メートルの江戸間と続き、最も小さなサイズは団地間の約1. 44平方メートルになります。
形は、すべて長方形でフチがあるものになります。
「琉球畳」とは?
「琉球畳」は、沖縄県で使用されている「畳」を指し、沖縄の七島イ草を使用して作られた「畳」になります。
基本は、七島イ草を使用しているものが「琉球畳」になりますが、一般的に正方形でフチがなければ、「琉球畳」として」流通されています。
「琉球畳」は、「畳」一畳を半分にした正方形サイズとなり、一般的には半分でちょうど正方形になる江戸間の半畳サイズになります。
「畳」と「琉球畳」の違い
「畳」と「琉球畳」の大きな違いは主に2つ。
使用されている材料が「畳」はイ草。
「琉球畳」は七島イ草となり、素材そのものに違いがあります。
そのうえで、見た目にも大きな違いがあり、サイズは「畳」一畳の半分が「琉球畳」。
「畳」が長方形サイズに対し「琉球畳」は正方形サイズになります。
また、「畳」にはフチがある一方、「琉球畳」にはフチがありません。
このような明確な違いがあるほか、「畳」に比べ、「琉球畳」の方はカラーバリエーションが豊富。
現代のインテリアデザインに合わせやすいといったメリットがあります。
また、フチがないことで、部屋が広く見えるといったメリットも「琉球畳」にはあります。
ただし、このようなメリットがある一方、「畳」よりも高額になる傾向がある、角が傷みやすいといったデメリットが「琉球畳」にはあります。
まとめ
以上のように、素材や見た目などに大きな差がある「畳」と「琉球畳」です。