この記事では、「シンクロスコープ」と「オシロスコープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シンクロスコープ」とは?
シンクロスコープは、syncroscopeとも表記可能な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、同期するやタイミングを合わせる等の意味を持っているシンクロの文字に、光学機器等の名前という意味を有するスコープの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそシンクロスコープは、岩崎通信機株式会社が販売していたオシロスコープの商品名で、電気信号の波形を映し出し、周波数とか電圧を測定する機器を表すのです。
「オシロスコープ」とは?
オシロスコープは、oscilloscopeとも表記される言葉となっています。
そんなオシロスコープは、発振という意味のオシレートと、観測機等の意味があるスコープが組み合わさる事で誕生した造語となっているのです。
以上の事からオシロスコープは、電気的な振動を画面上に表示可能な装置を示します。
「シンクロスコープ」と「オシロスコープ」の違い
シンクロスコープとオシロスコープの文字表記を並べて見比べを実行すると、ンクとオという文字の違いが存在する事に気付く事が可能です。
所が共通する文字も多くある上に、どちらも電気振動をスクリーン上に表示する装置を表現する言葉となっています。
とはいえ違いもあり、オシロスコープはそういった測定機器の一般的な名称です。
一方のシンクロスコープは、岩崎通信機械株式会社が販売するオシロスコープの商品名となっています。
まとめ
2つの言葉には共通する文字があるだけでなく、共に電気的な震動を画面上に表示し、測定可能にする装置を指し示す言葉です。
同じ様な意味を所有する言葉同士ですが、相違点も存在しています。
オシロスコープは、こういった測定器の一般的な呼び名として使用されるのに対し、シンクロスコープは岩崎通信機株式会社が販売している、オシロスコープの商品名となっているのです。