「ステンレス」と「サージカルステンレス」の違いとは?分かりやすく解釈

「ステンレス」と「サージカルステンレス」の違いとは?違い

この記事では、「ステンレス」「サージカルステンレス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ステンレス」とは?

ステンレスとは、鉄にクロムやニッケルなどを加えて作った合金鋼のことをいいます。

クロムの含有量は10. 5%以上と定められています。

英語では「stainless steel(ステンレス・スチール)」といい、日本ではステンレスと呼ばれています。

「stainless」には、「錆びない」という意味があります。

実際には全く錆びないわけではありませんが、鉄よりも錆びにくく耐食性に優れています。

クロムを含ませることでクロムの酸化物が主体となる不動被膜に覆われるので、錆びにくくなるのです。


「サージカルステンレス」とは?

サージカルステンレスとは、医療用のハサミやメスなどに使われるステンレスのことをいいます。

一口にステンレスといったもクロムやニッケルの含有量などには違いがあり、特性もそれぞれ異なっています。

その中でもアレルギーが起きにくいステンレスのことをサージカルステンレスと呼んでいます。

ジュエリー業界で生まれた用語で、医療用としても使われている安全性が高いことをアピールするために「surgical(サージカル)」と呼ぶようになりました。

サージカルステンレスは、金属アレルギーの人でも身に着けられるとネックレスや指輪などのアクセサリーに用いられています。


「ステンレス」と「サージカルステンレス」の違い

サージカルステンレスは、ステンレスの一種です。

ステンレスの中でも特にアレルギーが起きにくいものをサージカルステンレスと呼んでいます。

サージカルステンレスに明確な定義などはありませんが、JIS規格SUS316Lのステンレスのことを指すことが多いです。

SUS316Lは非常に高い耐食性を持つステンレスです。

まとめ

サージカルステンレスはステンレスの一種で、金属アレルギーが特に起きにくいものをいいます。

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