この記事では、「口頭試問」と「口述試験」の違いを分かりやすく説明していきます。
「口頭試問」とは?
口頭試問は、こうとうしもんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、口を使用して述べるといった意味を持っている口頭の漢字に、問題を出す事で学力や知識量等を試すといった意味を有する試問の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ口頭試問は、試験官が質問した内容を、受験者に口頭で答えさせる試験を表すのです。
大学の試験等で行われたりするもので、学部や学科に対する専門知識量をはかったり、発想力を確認する目的で実施される質疑応答に対して使われる言葉となっています。
「口述試験」とは?
口述試験は、こうじゅつしけんという読み方をすべき言葉です。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、口を使い述べるという意味の口述の漢字に、人の知識量や能力を調べるために問題を出して答えさせる事といった意味がある試験の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から口述試験は、口頭で出した問題を口頭で答えさせる試験を示すのです。
面接とは違い、受験者が口頭で正解を導き出せるか否かを試す試験となっています。
「口頭試問」と「口述試験」の違い
口頭試問と口述試験の漢字表記を比較すると、頭に問、述に験という漢字の違いがある事に気付けるものです。
所が他の2つの漢字は同じであり、共に試験官が口頭で出題した問題を、受験者が口頭で答えるという試験を指し示す言葉であり、所有する意味もほとんど同じです。
とはいえ意味のニュアンスには違いがあり、口頭試問の方は試験官が出す問題に対して、シンプルに解答を答えて行く際に使われる事が多い言葉となっています。
一方の口述試験は、問題に対して論理的に答えを述べて行くといった試験形式となっていたりするのです。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、どちらも試験官が口頭で出した問題を口頭で答えるという試験を意味する言葉となっています。
ただし意味のニュアンスに違いを見出す事も可能であり、口頭試問は主に、試験官の問題に対し解答だけを答える際に使用される言葉です。
対する口述試験は、問題に対する答えを論理的に説明し、述べる際に用いられる言葉となっています。