この記事では、「鯉」と「錦鯉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鯉」とは?
「鯉」(こい)は学術上コイ目のコイ科に属する魚です。
大型の淡水魚腕で川や湖、また沼などに生息しています。
日本では海から遠い地域で、この鯉が貴重なタンパク源でした。
また鯉には日本に昔から生息していると「ヤマトゴイ」とユーラシア大陸から持ち込まれた「ノゴイ」があります。
自然界に生息している鯉の寿命は20年程度です。
「錦鯉」(ニシキゴイ)とは?
「錦鯉」は鑑賞を目的として19世紀に日本の新潟県で品種改良された鯉です。
ちなみに「錦」とは、数種類の色糸と金銀糸を使用して織られた絹織物のことです。
錦鯉はこの美しい織物のようにカラフルで、日本だけではなく世界中に錦鯉の愛好者がいます。
水槽や池などで管理されている錦鯉の平均寿命は50年ほどですが、226歳まで生きた錦鯉もいました。
「鯉」と「錦鯉」の違い
「鯉」と「錦鯉」の違いを、分かりやすく解説します。
「鯉」と「錦鯉」の関係ですが、「錦鯉」は「鯉」の一種になります。
鯉の中に赤い色の緋鯉(ヒゴイ)とよばれるものもありますが、それらを観賞用に改良していったのが錦鯉です。
川や湖で釣りをして釣れるのはグレーっぽい色の鯉は一般的に「鯉」と呼ばれています。
そして、日本庭園の池の中で泳いでいカラフルな色の鯉が「錦鯉」になります。
「鯉」の例文
・『近所の湖に釣りに行ったら鯉が3匹ほど釣れたよ』
・『この地方の名物は鯉の甘煮料理らしいけれど食べてみようか』
「錦鯉」の例文
・『錦鯉は手頃な価格のものから、非常に高価なものまでいろいろあります』
・『あの絵に描かれている美しい錦鯉がとても気に入りました』
まとめ
「錦鯉」は日本で品種改良された観賞用の美しい魚です。
海外から日本にくる観光客にとっては、日本庭園の池で泳ぐ美しい錦鯉の姿は特別印象に残るようです。
そして2億300万円もの高額な値段がついた錦鯉もありました。
飼育の仕方によっては100年も生きると言われている錦鯉は、とても興味深い魚です。