この記事では、「斎場」と「火葬場」の違いを分かりやすく説明していきます。
「斎場」とは?
「斎場」は「さいじょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「神仏を祭るために、特別に設けられたけがれのない場所」という意味です。
2つ目は「葬儀の式を行う会場のこと」という意味です。
日常ではこちらの意味で使われることが最も多く、お通夜や告別式など、葬儀が行われる施設を表します。
3つ目は「大嘗祭(だいじょうさい)において、供物を調えるために設ける建物」という意味です。
「斎場」の言葉の使い方
「斎場」は葬儀用語として使われます。
「斎」は「神仏を祭るときに心身を清める」から転じて「神聖な儀式を行う」という意味、「場」は「ば」とも読み「ものごとが行われるところ」という意味、「斎場」で「神聖な儀式を行うところ」、つまり「葬儀を執り行う施設」になります。
「火葬場」とは?
「火葬場」は「かそうば」と読みます。
意味は「遺体を焼く設備のあるところ」です。
遺体を火葬するには、都道府県の認可が必要です。
認可を得て、火葬設備を整えた施設を表し、一般的には「斎場」から離れた場所にあることが多くなります。
「火葬場」の言葉の使い方
「火葬場」は葬儀用語として使われます。
「火葬」は「遺体を火で焼き残った骨を葬ること」という意味、「火葬場」で「遺体を火で焼き残った骨を葬るところ」になります。
基本的に、順番待ちで火葬だけしてお骨を持ち帰ることが多くなります。
「斎場」と「火葬場」の違い
「斎場」は「葬儀を執り行う施設」です。
「火葬場」は「遺体を焼く設備のあるところ、斎場から離れたところにあることが多い」です。
「斎場」の例文
「斎場」の例文は以下の通りです。
・『大勢の人が斎場に訪れる』
・『斎場は最近ではセレモニーホールと言う』
「火葬場」の例文
「火葬場」の例文は以下の通りです。
・『斎場から火葬場まで送迎バスが出る』
・『火葬場で骨の部位の説明を受ける』
まとめ
今回は「斎場」と「火葬場」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。