この記事では、「申し出を受ける」と「申し出る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「申し出を受ける」とは?
「申し出を受ける」とは相手が口に出した意見や希望した物事を受け入れることです。
申し出という言葉が自分の意見や希望を相手に伝えることを指します。
それを受け入れることが「申し出を受ける」ということなので受動的な言葉です。
また申し出は対等や下の立場の相手が出した意見をさすので、「申し出を受ける」は下の立場や対等の立場の相手が出した意見を取り入れるということであり、上司の命令に従うことは「申し出を受ける」とは言いません。
「申し出る」とは?
「申し出る」とは相手に対して意見や希望を伝えることです。
特に口頭でこうしたいですこうしてみてはどうでしょうかと直接伝えることと限定して使われることが多いでしょう。
「申し出を受ける」で解説した申し出という言葉と意味が同じですが、申し出は名詞で「申し出る」は動詞という関係です。
誰かに意見を求められたから意見を出すという場合には使われず、自分から積極的に意見を出すという場合に使われる能動的な言葉になります。
「申し出を受ける」と「申し出る」の違い
「申し出を受ける」と「申し出る」の違いを、分かりやすく解説します。
立場が対等や下の相手から出された意見や希望を受け入れることが「申し出を受ける」で、立場が対等や上の相手に自分から意見や希望を伝えることが「申し出る」です。
意見を求めていない場面で意見を出す「申し出る」が先にあり、そうされた側が問題ないと判断した場合にそれを認めて「申し出を受ける」という流れになります。
まとめ
自分の意見や希望を自分から相手に伝える申し出をされて許可するのが「申し出を受ける」で、申し出をするのが「申し出る」という違いになります。
される側かする側かが両者の違いでされる側に受けるという言葉が入っているので、使いたいと考えたとしても意味的にどちらが正しいか迷うことはないでしょう。