この記事では、「人生のバイブル」と「心のバイブル」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「人生のバイブル」とは?
自分の生き方を大きく変えてしまうような出来事を「人生のバイブル」【じんせいのばいぶる】といいます。
それまでの固定観念を大きく変えた出来事があったとか、手本になる人に出会ったなど、かなり自分の考えや価値観をいい方向に変える出来事を指すわけです。
ここでのバイブルとは、「手本」という意味合いが強いため、生き方を変えてくれた人に出会ったことをきっかけに、今の自分がある状態を表します。
「心のバイブル」とは?
心を動かした出会いや出来事を「心のバイブル」【こころのばいぶる】といいます。
学校に馴染めず、不登校になったとき、同じ境遇で悩んだ芸能人の一言で気持ちが変わり、登校できるようになる言葉がまさに自分のバイブルになるわけです。
主に、不安な気持ちが変わる言葉をかけてくれたり、辛さを理解する人のありがたい言葉に焦点を当てています。
「人生のバイブル」と「心のバイブル」の違い
「人生のバイブル」と「心のバイブル」の違いを、分かりやすく解説します。
仕事でつまづいたとき助けてくれた人や、自分のいいところを引き出してくれた人に出会って、お手本としていることを「人生のバイブル」といいます。
悪い行いしてばかりの人でも、心を入れ替えて生きられるよう助けてくれた人をいつも頭の隅において生きるのです。
もう一方の「心のバイブル」は人の言葉がいかに自分の心境を変えて、お手本となっているかを意味します。
「人生のバイブル」の例文
・『高校生のとき知り合った友人は、人生のバイブルとなった』
・『何かと心配して助けてくれる女上司はまさに人生のバイブルだ』
「心のバイブル」の例文
・『30代になっても夢をあきらめない恩師の生き方は心のバイブルだ』
・『教師の言葉は心のバイブルとなり、いつまでも私の生き方に反映する』
まとめ
どちらも自分の手本となることに焦点を当てている言葉ですが、人生を変えるほどの出会いや出来事であるか、心境に変化をもたらす言葉や生き方といった点が異なると覚えておけばいいでしょう。