この記事では、「スペック」と「ポテンシャル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スペック」とは?
「スペック」とは、「性能」や「仕様」などの意味で用いられている言葉です。
もともとは機械などに対して使われていましたが、転じて、人の能力やステータスのことを指して「スペック」と表現される例もあります。
「スペック」は「仕様書」や「明細書」、「仕様」や「契約書」などの意味を含める英単語“specification”の略語“spec”(スペック)が由来の和製英語です。
「スペック」を含める言葉には以下があります。
・「基本スペック」
仕様書通りに作られた製品の最低限持つ性能。
・「カタログスペック」
商品宣伝用のカタログなどに表記されている性能。
・「ハイスペック」
高性能や高機能、転じて、極めて優れている人の能力やステータス。
「スペック」の使い方
「スペック」は名詞として使われています。
「ポテンシャル」とは?
「ポテンシャル」とは、「潜在能力」や「潜在性」などの意味で用いられている言葉です。
「ポテンシャル」は「可能性のある」や「潜在的な」、「見込みのある」などの意味を含める英単語“potential”が由来の外来語です。
「ポテンシャル」の使い方
「ポテンシャル」は名詞として使われています。
「スペック」と「ポテンシャル」の違い
「性能」や「仕様」、転じて、「その人が持つ能力やステータス」など「既に備わっている性能や能力」を表すのが「スペック」です。
対して、「潜在能力」や「表面には表れず、内に潜んでいること」など「秘められている能力」を表すのが「ポテンシャル」です。
「スペック」の例文
・『スペックと値段兼ね合いで、次に買うスマホを決める』
・『彼はスペックが高いため女性にモテるようだ』
「ポテンシャル」の例文
・『子供のポテンシャルを高めるために教育には気を遣っている』
・『部下のポテンシャルをいかに引き出せるかが上司の課題である』
まとめ
「スペック」は「性能」や「仕様」、「その人が持つ能力やステータス」を意味する和製英語です。
そして、「ポテンシャル」は「潜在能力」や「潜在性」などを意味する外来語でした。