この記事では、「ケサディーヤ」と「ブリトー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ケサディーヤ」とは?
「ケサディーヤ」とは、トルティーヤ(トウモロコシの粉や小麦粉から作られる薄焼きのパン)にチーズや肉、煮豆などの具材を包んで焼いたメキシコ料理のファストフードです。
調理済みの具材を包む「タコス」や「ブリトー」に対して、「ケサディーヤ」は具材を包んだ後に調理する点が特徴と言えます。
「ケサディーヤ」に共通のレシピは存在せず、同じ「ケサディーヤ」でもアメリカとメキシコでは大きく違うようです。
しかし、厳密にはマサ(トウモロコシなどの穀物の粉に水を加えて作る生地の総称)を折りたたんだメキシコの「ケサディーヤ」こそが本物であるという意見もあるようです。
また、「ケサディーヤ」はチーズを挟むことがほとんどですが、チーズを使わずソーセージやハム、鶏肉、ハンバーガーなどを使う「ケサディーヤ」も存在しています。
「ケサディーヤ」はスペイン語で“Quesadilla”と表記し、「ケサディージャ」とも呼ばれています。
「ブリトー」とは?
「ブリトー」とは、小麦粉から作られた大きいサイズのトルティーヤにチーズや肉、煮豆などの具材を包み込んで巻いたメキシコ料理、アメリカ料理、及びテクス・メクス料理(一般的にメキシコ風のアメリカ料理やテキサス州独自の料理のこと)です。
アメリカの一般的な「ブリトー」はトルティーヤにチーズやレタス、トマト、インゲン豆、米などの具材がふんだんに包まれているのが特徴です。
また、トルティーヤを柔らかくするために、具材を包む前に火で軽く炙ったり、蒸したりすることもあるようです。
一方、メキシコの「ブリトー」はメキシコ北部チワワ州の都市シウダー・フアレスの伝統的な軽食として扱われており、専門店のほか、多くのガソリンスタンドで手作りの「ブリトー」が売られているほど親しまれています。
ちなみに、「ブリトー」という名称はスペイン語で「小さなロバ」を意味し、巻かれたトルティーヤの形状がロバの耳に似ていることに因む説や、ロバがよく背中に載せていた積み荷に似ていることに因む説が挙げられています。
「ケサディーヤ」と「ブリトー」の違い
「ケサディーヤ」と「ブリトー」の違いを、分かりやすく解説します。
トルティーヤに具材を包んで焼いたものが「ケサディーヤ」、トルティーヤに具材を包んで巻いたものが「ブリトー」です。
まとめ
「ケサディーヤ」と「ブリトー」では、調理方法に主な違いがありました。