この記事では、「相まって」と「相重なって」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相まって」とは?
相まっては、あいまってと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、一緒にや互いにといった意味を持っている相の漢字に、まつとか頼りにして任せるといった意味を有する、まっての文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ相まっては、幾つかの要素が重なり合い互いに作用し合う事を表すのです。
要するに、重なりあったもの同士が相乗効果を生むという意味で使われる言葉となっています。
「相重なって」とは?
相重なっては、あいかさなってと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、共にや互いにといった意味の相の漢字に、あるものの上に別のものが加えるといった意味がある、重なっての文字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から相重なっては、2つの事が組み合わさるという意味を示すのです。
「相まって」と「相重なって」の違い
相まってと相重なっての文字表記を並べて見比べを実行してみると、まと重なという文字の違いが存在する事に気付けます。
所が他の3文字は共通しており、表現する意味にも似ている所がある点がややこしいです。
とはいえ意味のニュアンスには違いが存在しており、相まっては、複数の要素が重なり合う事で相乗効果を生む、という意味を表します。
もう一方の相重なっては、複数の要素が組み合わさるという意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉には共通する文字がある上に、所有する意味合いにも似た所があります。
そのため、使い分けを意識するとどちらの言葉を選ぶべきかで、迷う人も珍しくありません。
ただし指し示す意味のニュアンスには相違点があるので、そこを把握すれば上手に使い分け出来ます。
ちなみに相まっては、幾つかの要素が重なる事で相乗効果を生むという意味で使われる言葉です。
対する相重なっては、2つ以上の要素が重なり合うという意味で用いられる言葉となっています。
