「春風駘蕩」と「春日遅遅」の違いとは?分かりやすく解釈

「春風駘蕩」と「春日遅遅」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「春風駘蕩」【しゅんぷうたいとう】と「春日遅遅」【しゅんじつちち】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「春風駘蕩」とは?

暖かな陽気の中に淡い桜の花が咲いたり、春風が心地よく頬に当たるさまを「春風駘蕩」【しゅんぷうたいとう】といいます。

そのようなところから、のんびりした性格で人に優しくできる温和な者を指す言葉にもなるのです。

いつも穏やかで人に優しくできる行為を指すこの言葉は、中国の謝眺【しゃちょう】が世の中に出した詩であり、春に吹く心地いい風を表す「春風」に、のどかなさまといった意味の「駘蕩」を掛け合わせた言葉になります。


「春日遅遅」とは?

春は冬よりも日照時間が長くなるといった意味があるのが「春日遅遅」【しゅんじつちち】は、穏やかでとてものどかな日が続くといった意味があります。

「春日」は春の日々を示し、「遅遅」はのどかな様子を表す言葉です。

このようなところから、「春日遅遅の休日」といって、いかに心地よく過ごせる休みかを表します。

いかに人の心を癒し、疲れが吹き飛んだ素晴らしい日という意味がある言葉です。


「春風駘蕩」と「春日遅遅」の違い

「春風駘蕩」「春日遅遅」の違いを、分かりやすく解説します。

のどかな景色が広がる春を表す言葉が「春風駘蕩」で、美しい花々が咲き誇り、虫や鳥が飛ぶ暖かい日々を表します。

このようなところから心が温かく、優しい気持ちの人を指す言葉になるわけです。

もう一方の「春日遅遅」は疲れが吹き飛ぶような、癒される暖かな日々という意味があります。

「春風駘蕩」の例文

・『春風駘蕩の景色は、穏やかな気持ちになるほど美しい』
・『部長は春風駘蕩なところが部下にとても慕われる』

「春日遅遅」の例文

・『桜の下で穏やかに過ごす春日遅遅は心が癒される』
・『春日遅遅の日に子供の入学式に参加できて良かった』

まとめ

どちらも春の暖かな季節を指す四文字熟語ですが、使い方に違いがありますので、どのようなときにどちらを使えばいいかを考えてみるといいでしょう。

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