この記事では、「青雲の志」と「大志を抱く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「青雲の志」とは?
「青雲の志」とは功名を得て立身出世しようという志です。
青空は手が届かないくらいの立場という表現として使われているので、高官や高位など社会的に認められる高い地位くらいの意味になります。
そしてそういった並大抵では手が届かないくらいの肩書を得られる人物になるという目標や志なので「青雲の志」です。
大きな志ですが漠然としすぎている訳ではなく、立身出世というある程度形として見えている目標があります。
「大志を抱く」とは?
「大志を抱く」とは将来に対して大きな目標や目的を掲げることです。
具体的で現実的に実現できるようなものではなく宇宙飛行士になる動物の博士になるなど、漠然としていても強いあこがれがあり将来に向けての計画性が必要になるようなものが大志として扱われます。
人生の大目標を立てることが「大志を抱く」こととも言えるでしょう。
大きな会社の社長や総理大臣になると心に決めるのも「大志を抱く」と言えますが、こうした立身出世だけが「大志を抱く」とは限りません。
「青雲の志」と「大志を抱く」の違い
「青雲の志」と「大志を抱く」の違いを、分かりやすく解説します。
並大抵では手が届かないほどの立身出世を目指すのが「青雲の志」で、将来について並大抵では実現しないほどの目標を志すのが「大志を抱く」です。
「青雲の志」は高官など社会的に高位の立場になることを目標としていますが、「大志を抱く」場合は高官を目指す人も含めるもののそれ以外の大きな目標を定めている人も多いでしょう。
まとめ
「青雲の志」は明確に立身出世というビジョンがありますが、「大志を抱く」は立身出世の他にも様々な夢であり大志がどんなものかは人によって違うでしょう。
どちらも将来に関する大きな夢を持つことではありますが、その夢の方向性が違うと言えます。