「泰然自若」と「明鏡止水」の違いとは?分かりやすく解釈

「泰然自若」と「明鏡止水」の違いとは?違い

この記事では、「泰然自若」「明鏡止水」の違いを分かりやすく説明していきます。

「泰然自若(たいぜんじじゃく)」とは?

「泰然自若」とは、「何事にも動じず、落ち着いている様」を意味する言葉です。

「泰然(たいぜん)」「落ち着いており、些細なことでは驚かない様」を表し、「重大な物事に当たっても、一心不乱で落ち着いている様」を表します。

「泰然自若」の類義語には「豪胆(ごうたん)」「剛毅(ごうき)」「悠然(ゆうぜん)」「毅然(きぜん)」「鷹揚(ようよう)」「磊落(らいらく)」などがあります。


「泰然自若」の使い方

「泰然自若」は形容動詞として「泰然自若だ」などのように使われています。


「明鏡止水(めいきょうしすい)」とは?

「明鏡止水」とは、「曇りのない鏡と止まっているように静かな水」、転じて「邪念が一切なく、澄み切った清らかな心」を意味する言葉です。

「明鏡止水」の類義語には「わだかまりのない、清らかな心」を意味する「虚心坦懐(きょしんたんかい)」などがあり、対義語には「煩悩や情欲に駆られ、落ち着かず乱れた心」を意味する「意馬心猿」などがあります。

「明鏡止水」の使い方

「明鏡止水」は名詞として使われています。

「泰然自若」と「明鏡止水」の違い

「泰然自若」は主に「何事にも動じず堂々としていること」を表す四字熟語です。

対して、「明鏡止水」は主に「曇りのない、清らかな心」を表す四字熟語です。

「泰然自若」の例文

・『人の上に立つ者は泰然自若とした心構えと振る舞いが必要である』

「明鏡止水」の例文

・『鍛錬に鍛錬を積み重ねた彼は大舞台でも動じない、明鏡止水の境地に至っていた』

まとめ

「泰然自若」「何事にも動じず、落ち着いている様」を意味する四字熟語です。

そして、「明鏡止水」「曇りのない鏡と止まっているように静かな水」、転じて「邪念が一切なく、澄み切った清らかな心」を意味する四字熟語でした。

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