「持続」と「維持」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「持続」と「維持」の違い状態

この記事では、「持続」「維持」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「持続」の意味から見てみましょう。

「持続」の意味

最初に「持続」(じぞく)の意味をご説明致します。

「持続」の意味としては、対象となる効果や関係が、そのままの状態を保っていることを意味しております。

また、継続(けいぞく)とも表現しますし、持続性(じぞくせい)と使うこともあるのです。

「持続」の意味の説明としては、以上とさせていただきます。


「持続」の使い方

次は「持続」の使い方の方を見ていきます。

「持続」を使う時は、対象の効果や関係、状態などがそのままの状態を保っていることや、これからも保てることを表現する際に使います。

また、継続や持続性という表現を使うこともあります。

具体的な使い方を見てみましょう。

「50年以上も友人関係が持続しているのは、凄いことだ」「30年以上、商売を継続しているのは尊敬します」「持続性が見込める薬を求めている」 このような具合で、「持続」を使えます。


「持続」を使った例文

ここでは「持続」を使った例文を書いていきます。

・『筋力を持続させているのは、体調管理などが万全なのだろう』
・『利益を持続させるのは、並大抵の事ではないのだ』
・『薬の効果が持続する時間は、3時間との事だ』
・『同盟を持続するのは、優秀な外交官のお陰だろう』
・『持続性のあるビジネスだと思う』
これらが「持続」を使った例文になります。

「持続」の類語

この項目において「持続」の類語を取り上げてみましょう。

「持続」の類語としては、「キープ」「続ける」「流されない」「保つ」などが類語になります。

これらの意味は、対象になる状態や状況を、そのまま持続されていくことを意味しております。

「持続」の類語の解説としては以上です。

「持続」の対義語

さて次は「持続」の対義語を解説します。

「持続」の対義語としては、「中断」(ちゅうだん)や「中絶」(ちゅうぜつ)などが対義語になります。

これら対義語の意味は、物事などが進んでいる状態を、止めたり、根本的なところから断っていくという意味があります。

「持続」の対義語についてでした。

「維持」の意味

ここでは「維持」(いじ)の意味をご説明致します。

「維持」の意味は、対象になる物事や人、物などの状態などが、何年経てもそのままの状態を保っているという意味を表しております。

これが「維持」の意味についてでした。

「維持」の使い方

この項目において「維持」の使い方について取り上げます。

「維持」を使いたい時は、対象になる人や物、物事などの状態が、時間を経てもそのままの状態を保っていることを表したい際に使っていくことが普通です。

具体的な使い方を見ていきましょう。

「50代だというのに、20代のままのスタイルを維持しているのは凄い」「車の維持費は、中々の出費である」という風に、「維持」という言葉を使えるのです。

「維持」を使った例文

ここでの項目では「維持」を使った例文を書きます。

・『若さを維持するには、それなりに努力とお金が必要である』
・『現状維持は退化と同じだと、社長が言っていた』
・『体重維持のためには、適度な運動が必要です』
・『ジム通いをして筋力と体形を維持しています』
・『維持費を捻出する必要があるのだ』
これらが「維持」を使った例文です。

「維持」の類語

「維持」の類語を解説します。

「維持」の類語として考えられるのは、「確保している」(かくほ)や「守っている」(まもっている)、「そのまま」「堅持している」などが類語になります。

類語の意味にかんしては、対象になる物事や商品などを確保したり、守っている状態なので、状態が持っているという意味合いを表しているのです。

「維持」の類語については以上です。

「維持」の対義語

それでは「維持」の対義語を取り上げていきましょう。

「維持」の対義語としては、「交代」(こうたい)や「交換」(こうかん)が対義語になります。

これらの意味は、経年劣化や破損などにより、維持ができなくなった際に、部品を交換したり、人であれば人員交代という対策で乗り切る意味を表しているのです。

これが「維持」の対義語についてとなります。

「持続」と「維持」の違い

ここでは「持続」「維持」の違いをご説明致します。

それでは違いについての説明に入っていきます。

「持続」というのは、対象になる状態や状況が、そのままの状態を保っているという意味になります。

「維持」の場合は、対象になる物事や人、物などの状態などが、時を経てもそのままの状態を保っているという意味を表しております。

このようにして違いをみてみると、「維持」の方が、対象が非常に広いことが分かるはずです。

以上が「持続」「維持」の違いとなります。

「持続」と「維持」の使い方の違い

最後に「持続」「維持」の使い方の違いを取り上げます。

「持続」の場合は、対象になる状態や状況が、そのままの状態を保っているという意味です。

「維持」の方は、対象になる物事や人、物などの状態などが、時を経てもそのままの状態を保っているという意味を持っているのです。

上記でも分かるように、対象が後者の方が広いのです。

それでは具体的な使い方の方を、見ていきましょう。

前者を使う時は、「日米は戦後、友好関係を持続している」
「持続性のある薬は、医療の現場で重宝される」
後者の方は、「容姿を維持するのは並大抵の事ではない、還暦であそこまで美しい女性は初めて見た」
「スポーツカーは維持費が半端じゃなくかかるのだ」
以上が「持続」「維持」の使い方の違いとなります。

基本的に似たような意味です。

しかし後者の方が、対象が広いということです。

まとめに入ります。

まとめ

まとめとしては、「持続」の場合は、対象になる関係や効果などが、そのまま状態を保ちながらこれからも続いていくことなどを意味しております。

「維持」の方は、対象になる人や物、事柄などの状態を、時を経てもずっとそのまま保っていることをなどの意味があるのです。

以上が「持続」「維持」のまとめとします。

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