「寒中見舞い」と「余寒見舞い」の違いとは?分かりやすく解釈

「寒中見舞い」と「余寒見舞い」の違いとは?違い

この記事では、「寒中見舞い」「余寒見舞い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「寒中見舞い(かんちゅうみまい)」とは?

「寒中見舞い」とは、「1月5日頃から2月4日頃までの寒中に見舞う日本の習慣」、及び、現在では「寒冷地や豪雪地帯での相手への気遣いの手紙」「年賀状の返答や喪中のため年賀状が出せない場合に用いられる語」としての意味が含まれています。

期間である1月5日は小寒であり、2月4日は立春に当たります。

「寒中見舞い」を出す例としては以下があります。

・1年で1番寒い季節に相手の健康を遣い、季節の便りとして出す。
・年賀状を頂いたが、松の内のあいだに返すことができなかった場合に代わりとして送る。
・自分の親戚の喪中を知らずに年賀状を送ってきた相手に対し、喪中の報告をするために送る。
・喪中はがきを頂いた相手に対し、新年の挨拶の代わりとして送る。
・喪中はがきが入れ違いなどで、喪中と知らずにこちらから年賀状を送ってしまった相手へに対し、お詫びとお悔みの言葉として送る。
・1月5日頃から2月4日頃のあいだでの慶事や引越しなどのお知らせと合わせて送る。
そして、2月4日=立春を過ぎると、後述する「余寒見舞い(よかんみまい)」となります。


「余寒見舞い(よかんみまい)」とは?

「余寒見舞い」とは、「寒中見舞いを送る時期(1月5日頃から2月4日頃)の後に見舞う日本の習慣」を意味する言葉です。

「寒中見舞い」を送る時期は新年間もないため、何かと忙しい時期でもあります。

そのため、「寒中見舞い」を出し忘れてしまった場合などに、「余寒見舞い」を送って挨拶とするのです。


「寒中見舞い」と「余寒見舞い」の違い

「寒中見舞い」「余寒見舞い」の違いを、分かりやすく解説します。

1月5日頃(小寒)から2月4日頃(立春)までの寒中に見舞うことを「寒中見舞い」と呼びます。

対して、2月4日頃(立春)より後に見舞うことを「余寒見舞い」と呼びます。

まとめ

「寒中見舞い」「1月5日頃から2月4日頃までの寒中に見舞う日本の習慣です。

現在では「寒冷地や豪雪地帯での相手への気遣いの手紙」「年賀状の返答や喪中のため年賀状が出せない場合に用いられる語」としての意味も含まれています。

そして、「余寒見舞い」「寒中見舞い」の時期を過ぎた後に見舞う習慣のことをさすのでした。

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