この記事では、“smell”と“odor”の違いを分かりやすく説明していきます。
「smell」とは?
“smell”の意味は3つあります。
1つめは、物のにおいを鼻で感じとるです。
キンモクセイの花は強い香りを出します。
この香りは鼻で感じとることで、「キンモクセイの香りがしている」と認識されます。
においを嗅ぐ、嗅ぎわける、嗅ぎあてるという意味になります。
また、においを嗅ぐときには、においを嗅ぎたい物質に鼻を近づけたり、そちらの方向に顔を動かしたりすることが少なくありません。
このことから、鼻を向けるという意味にもなります。
2つめは、物がにおいを発するです。
1つめの意味はある物がにおいを出していることではなく、ある物が出しているにおいを感じとる意味ですが、2つめの意味は感じとることではなく、ある物がにおいを出していることです。
出来立てのホットケーキからは甘い香りが出ています。
このような状態を指す言葉です。
よい香りのことだけでなく、不快なにおいについてもいいます。
3つめは、事態がにおうです。
隠されていたものを気配などからうまく察するという意味になり、このことは察知する、秘密などを嗅ぎつけるということができます。
「smell」の使い方
嗅ぐという意味で使用されます。
鼻でにおいを感じとることです。
鼻でにおいを感じとることができるのは、においを発する物があるからです。
このことから、物がにおいを出すという意味にもなります。
また、実際には鼻でにおいを感じとっているのではありませんが、そのような意味で察知する、嗅ぎつけるという意味でも使用されます。
「odor」とは?
“odor”には、3つの意味があります。
1つめは、嗅覚を刺激する不快なにおいです。
においの感じ方には個人差がありますが、心地よいと感じられるものと、不快だと感じるものとがあります。
“odor”は主に不快に感じるにおいを指しています。
悪臭のことです。
2つめは、ある物から受ける感じ、はっきりとはわからないけれどそれとなく感じるものです。
気味、気配ということができます。
3つめは、評判、人気です。
よい意味も悪い意味も含みます。
「odor」の使い方
においという意味で使用をします。
“odor”は名詞なので、においがするなどと表現をするときには、“have”などの動詞と一緒に使用されます。
「smell」と「odor」の違い
においと関係する2つの言葉です。
“smell”は動詞で嗅ぐで、“odor”は名詞でにおいという点に違いがあります。
また、“smell”のにおいは心地よいものも不快なものも指していますが、“odor”は主に不快なものを指しています。
まとめ
においに関係する2つの言葉ですが、大きな違いは品詞です。
動詞と名詞という違いがあり、使い方も違います。
また、においには心地よいものと不快なものがあり、その点にも使い方に違いがあります。