昨今製麺技術があがり、限りなく生めんに近い半生めんをスーパー等で見かける事は多くなってきました。
この記事では、「生めん」と「半生めん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生めん」とは?
端的にいえば乾燥させる工程を一切行っていないのが生めんだと言えるでしょう。
当然ながら半生めんや乾麺と違い日持ちは限られており、賞味期限が短いものが多くなっています。
製麺所から直接仕入れたり、蕎麦やうどん店の店頭でいわゆる手打ちで仕込まれたものが店頭で売られているのがほとんどだと言えます。
乾燥させたり、日持ちをさせるために蒸したりなどの工程をいれていない分、小麦や蕎麦本来の味が楽しめると言っていいでしょう。
「半生めん」とは?
ご当地商品などでよく見かける賞味期限のそれなりに長いめんで日持ちを良くさせるためにいくつかの工程をくんだめんだと言っていいでしょう。
干す、熱風で短時間乾燥させる、蒸すなど日持ちさせるための工程を踏んで販売されています。
日持ちは一ヶ月から二ヶ月程度で近年では高温乾燥で吹き付け処理を行った生そうめんが話題になりました。
「生めん」と「半生めん」の違い
「生めん」と「半生めん」の違いを、分かりやすく解説します。
半生めんは生めんと乾麺の中間と思われがちです。
しかし実際のところは生めんの良さを活かしつつ、日持ちを持たせた、生めんよりのコンセプトだと言っていいでしょう。
違いは単純にいえば乾燥させる工程の有無になります。
近年では製麺したものを機械で油を吹き付けた上で高温熱風にさらして、短時間で水分を飛ばしたものが主流です。
蒸す、茹でてある程度乾燥させるなどの方法もありますが、その場合は生めんとの差が顕著に出るのは否めません。
規定はないものの水分含有率の違いが大きく違い、それが日持ちにも影響を与えます。
生めんの賞味期限は二週間程度、そこから一週間程度が消費期限と言われますが、半生めんは一ヶ月から二ヶ月だと言っていいでしょう。
まとめ
生めんと半生めんの違いは製麺してから乾燥工程を入れるか入れないかだと言っていいでしょう。
厳密な規定はないものの生めんの水分含有率28%から33%になります。
半生めんは20~27%になり、乾麺は14%前後です。