「器用貧乏」と「オールラウンダー」の違いとは?分かりやすく解釈

「器用貧乏」と「オールラウンダー」の違いとは?違い

この記事では、「器用貧乏」【きようびんぼう】と「オールラウンダー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「器用貧乏」とは?意味

何でもできるけど、これといった取り柄はないといった人を指すのが「器用貧乏」【きようびんぼう】です。

食器もきれいに洗えますし、アイロンもかけられる、整頓や掃除もしっかりできるというのに、その人の魅力を引き立てたり、個性を感じさせるようなところが何一つないといった意味で使われている言葉です。

反対に、このような「器用貧乏」を活かした仕事に就けば適職になる職業もあります。


「オールラウンダー」とは?意味

料理はプロ並みに作れたり、仕事もこなして出世につなげられるといったことを「オールラウンダー」といいます。

どのようなことをやらせてもすべてこなせるところが器用であり、人を感心させるのです。

専門家とまではいかなくても、一定の水準を満たす作業ができるところは普通の人よりも勝っている人という意味で使われています。


「器用貧乏」と「オールラウンダー」の違い

「器用貧乏」「オールラウンダー」の違いを、分かりやすく解説します。

裁縫もできますし、掃除すればしっかり隅々まできれいにできるというのに、たいして人に自慢できる取り柄になることは何一つないといったことを表すのが「器用貧乏」です。

もう一方の「オールラウンダー」は何をやっても自分のものにして、職場や学校で活かせる人を意味します。

たいていのことは何でも挑戦すればできるため仕事につなげられる人を指すわけです。

「器用貧乏」の例文

・『器用貧乏な姉はもてるが、結婚にはつながらない』
・『幅広い仕事をこなす総務の社員は器用貧乏といえる』

「オールラウンダー」の例文

・『妹は顔こそ悪いが、オールラウンダーで異性にモテる』
・『新人の野球選手はオールラウンダーなため活躍が期待できる』

まとめ

対照的な意味がある言葉を2つご紹介しました。

相手はどちらも言葉が合うか見て、うまく使い分けてみるといいでしょう。

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