当記事では、「喜色満面」と「有頂天外」の相違点を分かりやすい形で説明していきます。
「喜色満面」とは?
喜色満面は、きしょくまんめんという読み方をするのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば分かる事ですが、嬉しそうな顔つきや顔色といった意味を持っている喜色の漢字に、顔全体とか顔じゅうといった意味を有する満面の漢字を、付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ喜色満面は、喜びを顔一杯に表現する事を表すのです。
「喜色満面」の言葉の使い方
喜色満面は、顔全体に喜びの表情を浮かべる、といった意味の言葉として使われています。
要するに心底喜びを感じている人物が、顔全体でそういった喜びの表情を浮かべている様子を示す際に使用される言葉です。
「有頂天外」とは?
有頂天外は、うちょうてんがいと読むべき言葉となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となりますが、得意の絶頂という意味の有頂の文字に、極めて高い所やてんのそとといった意味がある天外の文字を付け加える事によって完成した言葉です。
以上の事から有頂天外は、この上なく大喜びする事とか、我を忘れる程に大喜びする様子を示します。
「有頂天外」の言葉の使い方
有頂天外は、派手に大喜びする、といった意味の言葉として用いられているのです。
しかも思わず我を忘れてしまう程に、派手に喜んでいる様子を表す際に、この有頂天外という言葉が使用されています。
「喜色満面」と「有頂天外」の違い
喜色満面と有頂天外の漢字表記を見比べてみると、使用している漢字も読み方も全然違う言葉同士です。
所がどちらも、喜びに関する意味を所有している点が幾分ややこしかったりします。
とはいえ喜色満面は、喜びを顔一杯で表すという意味であり、表情に焦点をあてた言葉です。
一方の有頂天外は、この上なく大喜びする事という意味を示します。
まとめ
2つの言葉に共通する漢字はないものの、共に喜びに関連した意味を指し示す言葉同士です。
ですが似た様な意味でも、表現する意味合いのニュアンスには違いがあります。
喜色満面は、喜びの表情を顔全体に浮かべる、という意味の言葉として使われているのです。
対する有頂天外は、これ以上ない程に派手に大喜びをするとか、喜びの余り我を忘れるといった意味の言葉として用いられています。